【連載】ガジェットTIPS

増えてきた「ダブルPD」充電器/バッテリー、選ぶ際に注意すべきこと

海上忍
2019年09月27日
USB Power Delivery(PD)に対応した充電器/モバイルバッテリーが急増しています。AndroidスマートフォンやノートPCなどType-C/PD対応機器の増加が背景にあり、今後もPDポートを搭載する充電器/モバイルバッテリーは増えることでしょう。

1基では足らないというユーザの声を反映してか、PDポートを2基搭載した「ダブルPD」の充電器が登場し始めました。充電器1つで2台のType-C/PD対応機器を充電できるため、持ち運びに便利なうえ占有するコンセントが1つで済むメリットがあります。

「Anker PowerPort Atom PD 2」(合計60W)

ただし、PDポートが2基あるからといって、単純に充電能力が倍増するわけではありません。製品を選ぶときには、「全ポート合計の最大出力」と「2ポート使用時の1ポートあたり最大出力」をチェックしましょう。

たとえば、全ポート合計の最大出力が60Wだとしても、2ポート使用時の1ポートあたり最大出力が30Wとされている場合、45Wの定格入力を必要とするノートPCにはパワーが足りず充電速度が低下してしまいます。30W以下で足りるスマートフォンであれば、2ポートを同時利用しても最大速度で充電できますが、45W必要なノートPCを最大速度で充電するためには同時利用を諦めなければなりません。

Type-C/PD対応機器を2台同時に充電できる「ダブルPD」のメリットを最大に生かすためには、接続するデバイスの定格入力を確認し、2ポート使用時の1ポートあたり最大出力を超えない範囲に収めるという “身の丈” にあった使いかたを心がけましょう。

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