【連載】ガジェットTIPS

“ハイレゾ対応” アプリでも「ハイレゾ再生できる」わけじゃない。どうして?

海上忍
2019年10月26日
アプリストア「Google Play」を利用できるAndroidベースのスマートフォン/DAPであれば、ハイレゾ再生対応のアプリをインストールすればハイレゾ再生できて当たり前...そう思い込んでいませんか? Androidベースのスマートフォン/DAPは、条件が揃わなければ、追加アプリでハイレゾ再生"はできないのです。

Android 8(Oreo)では、「AAudio」という新しいオーディオAPIが導入されました。このAAudioを利用して開発された音楽再生アプリであれば、スマートフォン/DAPメーカーがOSに特別な変更をくわえなくても、任意のアプリを利用しスマートフォン/DAP内蔵のヘッドホン端子でハイレゾ出力できます。

、条件が揃わなければ追加アプリでハイレゾ再生はできないのです。

逆にいうと、AAudioを利用していないアプリは、内蔵ヘッドホン端子経由でのハイレゾ再生ができません。アプリで再生した音源が192kHz/24bitなどハイレゾ品質だとしても、システムにオーディオデータを渡すと自動的に48kHz/16bit以下へとダウンサンプリングされてしまうのです。

先日ハイレゾ対応を果たし話題を集めた「Amazon Music(HD)」アプリも、2019年10月時点ではAAudioを利用していません。そのため、スマートフォン/DAPメーカーがシステムに手を加えた(AOSPに変更を施した)端末でないかぎり、せっかくのハイレゾ音源も内蔵ヘッドホン端子経由ではダウンサンプリング出力となります。

ただし、USB DACへの出力はオーディオ信号の処理経路が異なるため、任意に追加したアプリでもハイレゾ再生が可能です。スマートフォン/DAPに標準装備されているハイレゾ再生をうたうアプリも、システムにダウンサンプリングされないよう作られているため、内蔵ヘッドホン端子でハイレゾ再生を楽しめます。

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