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PS3やPCオーディオをDLNAで楽しみたい! − 私的NAS導入記(前編)

2010/05/19 ファイル・ウェブ編集部:風間雄介
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■AirMac Expressの設定に四苦八苦

次にAirMac Express(AME)の設定に取りかかる。これまではAME自体を無線LANのアクセスポイントとして使用していたのだが、AMEは既存のネットワーク、今回で言うと新たに導入したバッファロー製無線LANルーターにワイヤレスでぶら下げることもできる。この機能を利用すれば楽勝だろうと思っていたのだが、それほど甘くはなかった。

設定を変更するため、Macの「AirMacユーティリティー」を立ち上げ、簡易設定から「既存のワイヤレスネットワークに接続する」を選択。バッファロー無線LANルーターのSSIDとパスワードを入力し、設定を完了すると、AMEが自動的に再起動処理に入る。だが数分待っても、一向にAMEが再起動する気配はない。本体のランプがオレンジに点灯したままで、AirMacユーティリティーを立ち上げ直しても認識しなくなってしまった。AMEを強制的に初期化して、もう一度同じことを繰り返してみても結果は同じ。

途方に暮れて、AMEで「新たにワイヤレスネットワークを作成」を行ってみた。すると無事に再起動し、ネットにもつなげられたのだが、これではNASがAMEのネットワーク配下に無いため、NASを認識したりマウントすることは当然できない。NASを導入した意味がまったく無いばかりか、間にバッファローの無線LANルーターを噛ませる必要もない。前のままで良かったじゃん、という感じだ。

既存のワイヤレスネットワークに接続する設定が行えなかった理由は今もって不明だが、立ち止まっていても仕方がない。ここでようやく、アップルのサイトでAMEについて調べてみたら、ルーターとAMEをイーサネットで接続する方法があることがわかった。

AirMacユーティリティーで「手動設定」を選び、「ワイヤレス機能を無効にする」を選べばいいらしい。AMEはワイヤレス機器、という思い込みがあったので、これを無効化するというのは思い浮かばなかった。

早速試してみると再起動に無事成功。そしてiTunesを立ち上げると、ウィンドウ下部にAirMac Expressの名前が表示され、無事にリモートスピーカー機能が利用できるようになった。この方法ではルーターとAMEが有線接続になるので、2台を極端に遠くへ置くことはできないが、自宅の環境ではたまたま近くに置ける状況だったので、とりあえず問題は解決した。

次ページNAS内のライブラリがiTunesで再生できず…

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