音もインテリアに！生活に寄り添う音楽を楽しめるパイオニア「ACCO」を体験

■開発担当・濱田さんに訊くACCO開発秘話

ACCOは「ありそうでなかったモノ」を目指したのだと語る濱田さん。「例えばオシャレな空間には、良い雰囲気を生み出すBGMが流れていますよね。方や家に帰ったら部屋に溢れるのは何故かテレビの音ばかり…という方は多いのではないでしょうか？ 普通の家でも自然に心地よい音を楽しめる製品が、そういえばなかったなと思ったのです」。音楽だけ、環境音だけを再生できるものはあっても、両方を簡単にミックスして再生できるものはなかなか無かったし、上で紹介した「迷惑レス」スピーカーも、ありそうでなかったモノなのだと言います。

パイオニアにとっては新ジャンルの製品となるACCOですが、なんと開発スタートから発売まではわずか1年3ヶ月というスピード誕生だったそう。「2008年9月に開発が始まり、翌年の5月には実際に動くプロトタイプができていましたね。それを元にユーザーさんや住宅業界の意見を採り入れて仕様を煮詰め、2009年12月から販売を開始しました」

手本のない製品だったので、国内外でさまざまなリサーチを重ねたのだそう。たとえば上で紹介した迷惑レススピーカーも、外資系ホテルやマンションメーカーの「振動が少ないスピーカーはないの？」という意見を採り入れた結果生まれたのだそうです。

「音楽自体とても自由なもので、それを身構えず自由に聞けることが大切だと思うんです」と語る濱田さん。ACCOはまさしく天井から降り注ぐ音を自然に、気軽に楽しめる製品だし、「家庭でもこんな風に音楽や音を楽しめる製品があるんだ！」という驚きと喜びを与えてくれる製品だなあと思いました。

■導入するにはどうしたらいいの？

ACCOは単品で購入して設置するというよりは、家を新築またはリフォームする際に組み込み施工というかたちになります。ショールームで相談すれば、お住まいの地域や施行担当メーカーさん経由で設置の手はずを整えてもらえます。気になる施工費用は勿論事例毎にさまざまですが、「工事技師の方がダウンライトを付けるようにポンっとつけるだけでOKですし、配線もシンプルなので、電気工事と同時に行えば工期が短くて済むため、費用も抑えめにできると思いますよ！」と嶋崎さん。施工性の高さはこういう面でも効果を発揮するんですね。

ショールームで体験したサウンドスケープ機能は本当にすばらしく心地よかったです。こんな製品が実際家にあったら、音楽や環境音の醸し出す雰囲気に心癒されてより一層充実した時間を過ごせるんじゃないかなと思いました。読者のみなさんにもぜひ一度実際に体験してみていただきたいです！

【Pioneer Built-in Audio Gallery】
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・会場：リビングデザインセンター OZONE 6F
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