Earfun「Wave Pro X」徹底レビュー! フラグシップ級スペックの“全部入り”高コスパヘッドホン、その実力は?
まずワイヤレスヘッドホンで着目すべきコーデックは、aptX Adaptive/aptX Lossless/aptX/LDAC/SBC/AAC/LC3をサポートし、Snapdragon Soundにも対応。
AndroidスマホユーザーならaptX AdaptiveやLDACによるハイレゾ接続は今すぐ活用できる高音質機能。もちろんSBCに加えAACにも対応しているので、iPhoneユーザーもよりよい音質で楽しむことができる。
LC3は普及途上だが、高音質と低消費電力と両立できるコーデックで、将来的にはSBCに置き換わる標準的技術なので、数年使い続けるつもりならあった方が安心だ。性能の高さで定評のあるQualcommのSoCを搭載し、aptX Adaptive、aptX Lossless、Snapdragon Soundに対応しているのも魅力である。
さらに、BluetoothではAuracastやマルチポイント接続にも対応。接続性の面でもぬかりはない。

肝心の音質面でも大きな特徴が。同軸上にφ40mmのDLC振動板ドライバーとφ10mmの LCP振動板を2基搭載する「デュアルドライバー」は、他社のフラグシップモデルにもあまり見られない構成で、音質とANC効果の両面で期待が高まる。
このドライバーには、独自の特許技術「DCAA (Dual-Coaxial Acoustic Architecture)」を投入。2つのドライバーを高精度で同軸上に配置し、AIも活用するクロスオーバー設計によって音の位相を揃えている。
ほか、8基のマイクと「AI cVc」による通話時ノイズキャンセリング、最長90時間もの超長時間再生、15分充電で最長約10時間使用できる急速充電機能、約259gものクラス最軽量設計、AUXアナログ有線接続やUSBデジタル接続まで、まさに“全部入り”で最高峰のスペックを誇る。
持ち運びやすい軽さや優しく包み込まれるフィット感も好印象
まず手に取って印象的なのは軽さ。イヤーカップを90度回転してフラット形状にできたり折り畳みもできる機構を考えると驚きに値する。携帯機器として重要かつ評価すべきポイントだ。

外観は従来モデルよりもより一層質感が高まりデザインも含めて洗練度の高い雰囲気に。カップ外側の目に付き易いロゴ入り部分には航空機グレードのアルミ材を使用していたり、ヘッドバンドはファブリック地を用いるなど、適材適所で上手くまとめた印象。樹脂部分の塗装も仕上がりが美しく、他ブランドのフラグシップモデルと比べても引けを取らない。
ヘッドバンドのクッションとイヤーパッドは質感も柔らかさも統一感があり、優しく包み込まれるようなフィット感を実現。ほか、質の良いセミハードケースも付属し、競合製品の優れた部分をしっかりと分析したようで、安心して選べる1台に仕上がっている。

Wave Pro X 音質レビュー(1): 「クール調で繊細さが際立つ高音質」
音質はまずハイエンドポータブルプレーヤーとLDAC(音質優先)で接続し、ハイレゾ音源を中心に確認。クール調で繊細さが際立つ高音質が印象的だ。

