ケンウッド「GLASS Coreシリーズ」速攻レビュー! 業界初「ガラス振動板」完全ワイヤレスイヤホンの実力をチェック
2機種の違いも紹介していこう。
最上位モデルであるGLASS Core Proは、まさに最高音質を探求するハイエンド志向のユーザーをターゲットに見据えたフラグシップ機だ。
最大の差別化要因は、業界初となる「ガラス振動板」を搭載した10mm口径のダイナミックドライバーに加え、高音域用に最先端の高性能MEMSドライバー搭載したこと、そしてさらに「2wayバイアンプ駆動」の採用にある。
ガラス振動板ドライバーとMEMSドライバーを、それぞれの帯域ごとに独立したアンプで制御・駆動するシステムを採用。これにより、各ドライバーの干渉や歪みが徹底的に排除され、自然なサウンドバランスを獲得している。
ダイナミックドライバーとMEMSドライバーとのハイブリッドは各社のハイエンド完全ワイヤレスイヤホンで実績のある構成であり、そこにケンウッド独自のガラス振動板やバイアンプ駆動が採用されている形だ。
一方のスタンダードモデルGLASS Coreは、上位モデルのようなMEMSドライバーやバイアンプ構成こそ非搭載であるものの、基本となる10mm口径のガラス振動板ドライバーは共通して搭載。
ワイドレンジかつキレのあるピュアな高音質というシリーズ共通の魅力を、2万円後半という戦略的な価格で登場させる、手の届くプレミアム完全ワイヤレスイヤホンという位置づけだ。
そのほかの2機種の違いとしては、独自の高音質化技術「K2テクノロジー」や、「パーソナライズサウンド」「空間オーディオ」といった機能は、すべてProモデルのみが対応。このほかにも、ノイズキャンセルの性能、内蔵マイクの構成、充電ケース構造なども差別化が行われている。
| GLASS Core Pro | GLASS Core | |
| 予想実売価格 | 税込49,940円前後 | 税込27,830円前後 |
| ドライバー構成 | ガラス振動板ドライバー+MEMS | ガラス振動板ドライバー |
| ノイズキャンセリング | 世界最高クラスANC | 高性能ANC |
| 最大連続再生時間 | 14.5時間(本体)/49時間(ケース併用) | 17時間(本体)/44時間(ケース併用) |
| パーソナライズドサウンド | ||
| K2テクノロジー | ||
| 空間オーディオ | ||
| リキッドシリコンイヤーピース | ||
| 対応コーデック | LDAC/AAC/SBC | LDAC/AAC/SBC |
新たな「リキッドシリコンイヤーピース」は装着感◎
GLASS Core Pro/GLASS Coreの実機を使い始めると、ガラスをモチーフにしたデザインの魅力と快適さへの工夫が感じ取れる。
ショートスティック型のイヤホン本体のハウジングは高強度・高透明度のクリア樹脂を使用した厚肉成形のクリアハウジングを採用。光沢メタリックとマットの上質なコントラスト仕上げは、ガジェットとしての先進性も感じられる。
高性能素材リキッド(液状)シリコンを採用した新傘型形状イヤーピースによる装着感もポイント。実際に装着してみると、リキッドシリコンは極めて柔軟性が高く、表面に適度なグリップ力があり、耳穴の形状に合わせて滑らかに変形して隙間なく密閉される感覚が得られる。
長時間の使用でも耳へのストレスやズレがないのはもちろん、パッシブな遮音性能の安定と音質にもリキッドシリコンが寄与していることを確認できた。
充電ケースは、Proモデルは、片手でスムーズに開閉できるスマートなデザインのスライド式充電ケースを採用。鏡面仕上げが施されたケースは、ガラスというモチーフを強く彷彿とさせる。
一方のスタンダードモデルは、日常的な使いやすさと携行性を重視した、コンパクト設計のフルオープン型ケースだ。
バッテリー性能は、ノイズキャンセリングOFF時の連続再生時間は、Proが最大14.5時間(ケース込み最大49時間)、スタンダードが最大17時間(ケース込み最大44時間)という仕様だ。
「世界最高クラスノイキャン」の効果は?
ノイズキャンセル性能もチェックしてみよう。
フラグシップであるGLASS Core Proには、同社が「世界最高クラス」と謳うアクティブノイズキャンセリングを投入。高い処理能力を持つ高性能Bluetooth ICの採用、SN比に優れたKnowles製高性能MEMSマイクの搭載、そして独自のアルゴリズムなどによって、ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレス市場における世界最高クラスのノイキャン性能を実現したという。
