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PR最大サイズの98型「98X11L」で画質・音質をチェック

圧巻の広色域&高輝度!TCLが誇るSQD-Mini LED搭載の最上位4Kテレビ「X11L」徹底レビュー

公開日 2026/05/21 09:30 鴻池賢三
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立体的で迫力あるサウンドと視野を覆い尽くす映像美が一体となり作品に引き込まれる

次に、4,000nits収録で従来はピーク付近の諧調表現が難しかった映画『ハドソン川の奇跡』(Ultra HDブルーレイ)を再生してみると、夜のタイムズスクエアで眩いばかりに光るサイネージを破綻なく描写。発光する星条旗の赤色も深みが印象的で、その場で実物を肉眼で見たかのような感覚に陥る。

「色合い設定」からは、「ダイナミックカラー」や「自己適応性色温」のオン/オフ、「色の濃さ」「色合い」のチューニングが可能

「超解像」や「ノイズリダクション」といった、精細感やノイズ低減に繋がる機能は「クリア設定」から操作できる

また気が付くと、こうした黒の中にピークが混在する画柄で、ハローが全く気にならないのも驚き。気にならな過ぎて後から気付いたほどだ。

暗部が漆黒に引き締まり、暗部諧調の色抜けの良さが、クリスタルクリアーな映像美として視覚を潤してくれる。

尖鋭感を伴ったコントラスト感は、有機ELテレビと比較しても引けを取らず、視野角特性の良さも相まって、予備知識が無ければ有機ELと錯覚してしまいそうなほど肉薄している。

動画補間機能「モーションクリア」では、低/中/高/ネイチャーシネマ/カスタム/オフから効果を選択

サウンドはNetflixドラマ『グラスハート』で確認。雷雨にさらされてのドラム演奏シーンでは、雷が空気や地面を揺らすかのように図太く、雨音が背景を包み込み、その中でアタックの鋭いドラムの音色がエネルギーを感じさせ、立体的に配置されてゆく。

シーンが持つ緊張感や音楽への情熱が、視野を覆い尽くす映像美と一体となり、知らず知らずのうちにストーリーに引き込まれていった。テレビ1台で視覚と聴覚を支配する迫力とクオリティ。本機の真価をまざまざと魅せ付けられた。

音声モードは、 映画/クリアボイス/音楽/ゲーム/夜間/スポーツ/カスタムのモードを用意。「Audio by BANG & OLUFSEN」のロゴマークも備える

「Beosonic」ではサウンド調整が直感的にできるようになっている

インテリアとしても活躍できる「AIアートギャラリー」、「Gemini」のアップデート対応も期待

機能面や操作性についても触れていこう。Google TV OSを採用しており、Netfilxほか主要な配信サービスを網羅し、安心して高品位な視聴体験を約束してくれる。

特筆すべきは、新たにAIプラットフォームとしてGoogleの「Gemini」が利用できること。6月のアップデートによって対応というのだ。

6月のソフトウェアアップデートによって「with Gemini」に対応予定。テレビとの会話でコンテンツ探しから、わからないことの検索までカバーする

Geminiと会話しながら新作や話題の作品を知ったり、好みのコンテンツを発見できるようになるという。学習や教育のための質問はYouTube動画を交えて回答し、大画面なら理解の手助けにもなるだろう。

また、音声アシスタント「Hey Google」は日常的な情報取集に加え、対応家電の操作も可能で、目の前にあるテレビが近未来のスマートホームのハブとしての役割も担うことができる。

Google OS搭載によって、多数のVODサービスが手軽に楽しめる

テレビの用途としてはゲームも重要だが、表示性能として最大288Hz、 4K解像度でも最大144Hz表示が可能で、VRRやDolby Vision対応により、幅広いタイプのゲーム映像を美しく表示できる。

注目したいのは「AIアートギャラリー」で、「アートギャラリー」機能は、歴史的な名画や写真数百点を表示可能。さらに「“AI” Art」機能は、古典様式から印象派まで10万点以上の事前生成AIアート作品として搭載し、ユーザーの好みに応じて動きを加えることもできるのだ。

アプリ「T-Exhibition」を活用すれば、映像コンテンツを観ない時間でも、世界の名画やAIが生成したアートを表示して、インテリアのようにテレビを楽しめる

アートギャラリーをはじめ、“Ai” Art、リラックスタイムなどの映像表示が可能。さまざまな名画を映し出せる

実際に体験してみたが、水面に描かれた光は波の動きのように揺らぎ、空の花火は打ち上げの様子が加わるといった具合。元画の印象を大きく変えることなく、動きが加わることで楽しみを広げてくれる。

ほか、焚火のようなリラックスに適した動画が選択できる「リラックスタイム」や、自身が撮影した写真を用いてアルバムやショーのように再生する「ローカル画像」機能なども用意。動画コンテンツを表示していない際にも高画質大画面を活用できる工夫が数多く盛り込まれていて、インテリアとしての楽しみも増えるだろう。

X11Lシリーズの背面端子部。HDMIは4基搭載しており、eARC対応の端子も備えている

液晶テレビの概念を超越する映像美を生み出す確固たるフラグシップモデル

実際にX11Lシリーズを視聴して感じたのは、液晶テレビの概念を超える圧倒的な映像美。これは、液晶パネル、Mini LEDや量子ドット技術において、素材技術から研究開発を行い、最先端の大規模パネル工場をグループ内に持つTCLならではと思える快挙である。

また、そうした基礎体力をコントロールする技術も圧倒的で、例えば画面サイズによって異なるが、98型では20,000分割以上もの細分化と26bit(6,700万段階)という、繊細な調光を実現したローカルディミングの実力と画作りの見識は、液晶テレビの概念を超越する映像美を生み出すに至った。

輝度の面では有機ELを上回り、現存するテレビ製品としては総合力で最高峰と言って間違い無い。またこうした能力の高さを無暗に誇示せず、非常にナチュラルに整えているのも感心。

筐体は薄型でありながら迫力を伴う優れたサウンドシステムを搭載し、映像と音の調和が、テレビを超えてコンテンツにダイレクトに接することができるかのような感覚をもたらしてくれる。

98型の大画面でも隅々まで均質に美しく、予算と設置場所が許す限り、大画面を選ぶと良いだろう。全方位で完成度が高く、フラグシップならではの価値を、着実に体感させてくれる好モデルだ。

(提供:株式会社TCL JAPAN ELECTRONICS)

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