いい音のせて、ジムニーと走ろう。カロッツェリアのスピーカーで実現する豊かなカーオーディオライフ
カーオーディオでドライブがもっと楽しくなる!
国内外で人気を集めるスズキの本格オフローダー「ジムニー」。その車内は質実剛健そのもので、エンターテインメントの面に目を向けると、標準状態のジムニー・シエラのオーディオシステムは、フロントドアに設けた13cmと、スズキ純正カーナビゲーションシステムが装備される。
口径が小さいため十分な低音は望めないばかりか、音像は足元に定位する。これでは音楽が愉しめない。「もっと音が良ければ……」という方にオススメなのが、カロッツェリアのカスタムフィットスピーカーのシリーズだ。なぜなら純正品のような設えと高い機能性はもちろんのこと、比較的少ない費用で音質が大幅にアップするからだ。
今回は、純正状態から16cmスピーカーとトゥイーターのセット「TS-C1640S」にチェンジ。スピーカー口径を13cmから16cmにアップできるのか? という問題は、専用スピーカー取付キット(UD-K129)を用いれば可能というから驚き。
トゥイーターも専用取り付けキットの「UD-K301」を使えばドアミラー近くに配置でき、どちらも純正品のようなシンデレラフィットで、見た目にも美しい。
さらに低域を拡充するにはサブウーファーが望ましい。だがコンパクトなジムニー・シエラに設置スペースはあまりない。そこで24cm×14cm口径の薄型パワードサブウーファー「TS-WX400DA」なら、シート下に配置できる。
これらのスピーカーをコントロールするのはカロッツェリアの楽ナビが好適だ。9型、9型フローティングタイプ、8型、7型が装着可能となっている。社外ナビになるが、これらも純正ナビのように綺麗にフィッティングできる。またオプションのカメラを取り付ければ、バックカメラのほかドラレコとしても活用できる。
楽ナビ、という名のとおり、このナビはとても使いやすい。今回、USBメモリにハイレゾ音源を入れて試聴を行ったのだが、タグかフォルダ管理の両面をサポートしているので選曲もしやすく、またアートワークもキチンと出る。「アートワークなんて、普通に出るだろ」と思われるだろうが、国産の純正ナビの中には表示されないモデルがあったりするのだ。(注:楽ナビはハイレゾ音源はダウンサンプリング再生となる)
イコライジング設定として2つのユーザープリセットを用意しているのも好印象。比較しながら、より細かな調整ができるだろう。
カロッツェリアの美質はヴォーカルの自然さ
まずはサブウーファーを接続せず、かつイコライジングをフラットにした状態で試聴を始めた。高域優勢の音になるが、トゥイーターを設けたことで、ヴォーカルが足元ではなく目線に近い高さにまで上がるのが好印象。
ここでカロッツェリアの営業マンがデモンストレーションで行っているというセッティングにチェンジ。画面で見るとバランスが悪いように見えるが、実際はかなり改善しヴォーカルに色気が出てきた。少し整えたい気持ちもあるが、それは個人の感覚。まずはこの値をスタート位置にするとよいだろう。
ここでサブウーファーであるTS-WX400DAを追加。これもカロッツェリアの営業マンによる設定に従った。ハイカットを設定していないためか、かなり上の帯域までTS-WX400DAが受け持っており、それゆえ音にゆとりが生まれている。
助手席側にセットしているためだろう、運転席側で聴いて調整すると、助手席側はシートにエキサイターを埋め込んだかのような振動に襲われる。予算が許すなら運転席の下にもTS-WX400DAをセットし、2.2chでセッティングした方が良いように思えた。
カロッツェリアの美質はヴォーカルの自然さであると思う。それは本機にも受け継がれている。カルロス・クライバー初期の代表作とされるヴェルディの歌劇「椿姫」は、歌手の感情表現を見事に再現。音場に不満がないわけではないが、それでもしっかりとした土台の上に楽曲が構築されている姿には好感を抱いた。
2025年夏にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で公開された、「君がいるだけで」(米米CLUB)は、収録時65歳のカールスモーキー石井の色気ある歌声に心がざわつく。ピアノの鍵盤に触れる指の音もプレイバックされ、まるでジムニー・シエラが白いスタジオに変わったかのよう。これにはただただ驚かされた。
音楽を聴きながら運転する人は多いと思う。その音が良ければ、ドライブはもっと楽しくなる。カロッツェリアのジムニー専用システムは、お求めやすい価格で導入でき、期待以上の効果が得られる見逃せないシステムといえそうだ。
