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PR大橋伸太郎が注目する各クラス代表4モデルのクオリティレビューもお届け

VGP2026でデノンAVアンプが7モデル金賞!プロの絶対的信頼を勝ち得る魅力を紐解く

公開日 2026/01/09 06:30 大橋伸太郎
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9chパワーアンプ内蔵の中核機群。「モノリス・コンストラクション・パワーアンプ」搭載モデルも

写真左「AVR-X3800H」(181,500円・税込)は「AVアンプ(15万円以上20万円未満)」、写真右「AVR-X4800H」(313,500円・税込)は「AVアンプ(30万円以上40万円未満)」で部門金賞に輝いた

ミドルクラスの層が厚いのも、デノンAVアンプの魅力のひとつ。ラインナップの中核を担うのは「AVR-X3800H」と「AVR-X4800H」であり、両機ともにVGP2026で部門金賞を獲得している。両機ともに9chパワーアンプを内蔵しており、AVアンプ単体では9.4ch、最大11.4chプロセッシングに対応する。

定格出力は、AVR-X3800Hが105W、AVR-X4800Hが125Wと差があるが、対応するイマーシブサウンドフォーマットはDolby AtmosとDTS:Xに加え、Auro-3DやIMAX Enhancedなどもフォロー。また、自動音場補正は「Audysssey MultEQ XT32」、そして「Dirac Live」(有償)をカバーする。

AVR-X4800Hの筐体内部。本モデルから上位の機種においては「モノリス・コンストラクション・パワーアンプ」が採用されている

AVR-X4800HとAVR-X3800Hは、両機ともミドルクラスながら、デノンAVアンプのラインナップにおいて上下の分かれ目になると言える。AVR-X3800Hは、コンベンショナルな5ch+4ch基板構成のパワーアンプ部なのだが、AVR-X4800Hになると、上位機種と同じchごとにモジュール化したパワーアンプ基板を三次元配置する「モノリス・コンストラクション・パワーアンプ」へとアップグレードされるのだ。

また、AVR-X4800Hから、デノンが誇る白河オーディオワークスで生産。アナログ部の使用パーツを異にし、出力で差を付ける。スペックで表現されない違いがどのように音質に表れるか、興味が持たれる。

「AVR-X4800H」、量感の豊かさを備えながら先鋭感とS/Nのバランスに優れる

ミドルクラスの上位モデルであるAVR-X4800Hの音を聴いていこう。アナログ部の余裕を反映して映画ディスクは帯域が広がり、量感豊か。先鋭感、S/Nが良い形でバランスしたAVアンプだ。CDを再生しても、歌声が明るく倍音が豊かであり、鮮鋭感があるがうるさくないのは、アナログ部の構成が充実しアンプに地力があり、帯域、解像感、S/Nに優れるからだ。

ミドルクラスからはAVR-X4800Hを試聴。倍音成分を聴かせながら、音圧も豊か

『BOB JAMES TRIO』(4K UHD BD)は、Dolby Atmosに比べ、Auro-3Dで聴くと倍音成分を感じさせ、音圧も豊か。音場が上下方向に広がり、楽音に厚み、温度感がある。AVR-X3800Hからスペックでは伝わらない音質の差、そして性格の差が、やはりAVR-X4800Hからはしっかり表れる。手堅い完成度もありながら、もっと上を望見できるモデルである。

AVR-X4800Hは「プリアンプモード」を搭載し、プリアンプ出力を使用するときに内蔵パワーアンプをオフにできる機能を備えているが、音質面でとても有効。また、地味な部分かもしれないが、コンポジットやコンポーネント入力など、アナログ映像入力を装備しており、レーザーディスクの映像を、AVR-X4800Hを通して、HDMI出力できることも、オーディオビジュアルファンが喜ぶポイントだろう。

AVR-X4800Hのスピーカーレイアウト

システムにサブウーファーを最大4台加えることができ、サブウーファーに左右/前後の指向性を持たせることができる

フラグシップの音質を高いレベルが受け継ぎながらもハイグレードクラスにバランスさせる

写真左「AVC-A10H」(770,000円・税込)は「AVアンプ(60万円以上80万円未満)」、写真右「AVC-X6800H」(528,000円・税込)は「AVアンプ(40万円以上60万円未満)」で部門金賞となった

最後はハイグレードモデル群から、11chパワーアンプ内蔵の「AVC-X6800H」、そして13chパワーアンプを搭載する「AVC-A10H」。いずれもVGP2026で部門金賞を受賞。AVC-X6800Hは、定格出力140Wの11.4chシステムに対応で、最大13.4chプロセッシングをカバーしており、サラウンドバック/フロントワイドを追加できたりと、スピーカーアレンジの自由度の高さもプレミアムクラスの証だ。

AVC-X6800Hの筐体内部。かつてのフラグシップモデル「AVC-X8500H」を超える性能を、ミドルクラスサイズの筐体に落とし込むことに成功した

AVC-X6800Hは、最上位機のAVC-A1Hからのフィードバックを基に、前フラグシップの「AVC-X8500H」を超える性能を、サイズ感を抑えた筐体に落とし込むことが命題であった。新規開発のパワートランジスタを採用した「モノリス・コンストラクション・パワーアンプ」や大型EIコアトランスなどを導入することで、ハイグレードクラスにふさわしい音質を実現している。

一方、AVC-A10Hは、ボディサイズに制約を設けず音質本位を追求したモデル。ポジション上かつての「AVC-X8500HA」に置き換わるが、AVC-A1Hから始まった “Aシリーズ” に属するハイグレードモデルであり、増幅素子の「Denon High Current Transistor(DHCT)」、ブロックコンデンサーなど、AVC-A1Hから受け継ぐ要素が多い。

「AVC-X6800H」、高解像できめ細かくオブジェクトを拾い上げながら瞬発力も豊か

ホームシアターシステムに取り入れやすくしながらも、デノンAVアンプが誇るハイグレードモデルとしてのサウンドを味わうことができるAVC-X6800Hを代表モデルとしてレビューしていこう。

世代を重ね、「モノリス・コンストラクション・パワーアンプ」のレイアウトや熱対策に習熟した結果、AVC-X6800Hではことごとく解決され、『名もなき者』バエズ役の歌声に雑味がなく清々しい。解像度の高さは、フラグシップモデル譲りであり、『F−1®』や『スーパーマン』では、きめ細かくオブジェクトを拾い出す。11ch同時出力もきっちりギャランティされ、アクションシーンの瞬発力も豊かだ。

ハイグレードクラスからはAVC-X6800Hのクオリティをレビュー。解像度が高く、きめ細かくオブジェクトを拾い出す

また、ミドルクラスと比べて帯域が拡大し、再生限界がローエンドまで伸びている。AVアンプのch数が増えるほどにつき纏う課題である、全ch同時駆動時のパワーの頭打ちと歪みに対しても、しっかりと強化されていて、余裕も感じさせる一面がある。

レースシーンで轟音が最高潮に達してもカタマリにならず、解像感を堅守しエンジン音とその他さまざまな音要素の分離ができている。そして、移動表現の動線に滲みがなく、スピード感だけでなくオブジェクトに密な質量が備わっている。

AVC-X6800Hのスピーカーレイアウト

サラウンド/サラウンドバック、そしてフロントワイドスピーカーを組み込んだレイアウトが実現できる

サウンドマスターの存在が大きく、一貫性のある音質傾向からラインナップを選べる

今回、VGP2026で優秀賞を獲得したデノンAVアンプを集め、エントリー/ミドル/ハイグレードの3セグメント、そこにフラグシップモデルというカテゴリーに分けたが、分類の仕方はひとつではない。

「モノリス・コンストラクション・パワーアンプ」の搭載や、白河オーディオワークスでの生産といったポイントで、ラインナップを区切ることもできるし、ユーザビリティという視点から通常コンポーネントサイズにまとめられているかどうか、対応するイマーシブサウンドフォーマットでカテゴリーを線引きする考え方もあるだろう。

そのような中で改めて感服したのは、音質の傾向という点で一貫性があることだ。もちろん、物量や回路技術を反映して帯域の広さ、解像力や量感は異なるが、再生音に一本筋が通っており、演出のない素直で自然な音質である。これには同社サウンドマスターの存在が大きい。

上位機種へ買い替えた時に音調ががらりと変わったら、ユーザーは当惑するだろう。音質が担保されている中で、ラインナップを選べるという信頼度の高さは、何物にも代えがたいものだ。そして、機能やシステム規模などの差異で、ユーザーの声に応えてくれる。これを実現したのは、世界でデノンだけである。AVアンプを楽しんで比較し、あなたのホームシアターのための1台を選んでほしい。

 

(提供:株式会社ディーアンドエムホールディングス)

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