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PR評論家・折原一也が注目機をレビュー

評論家も激推し!AVIOT「TE-J2」は「完全ワイヤレスイヤホンの新境地」に到達したモデルだ

公開日 2025/09/30 06:30 折原一也
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まず室内でエアコンの音に対する騒音低減をチェックすると、夏場の冷房の強めのファン音に対してもほぼ無音化。

路上に持ち出しても自動車のエンジン音といった重低音は効果的に低減。一方で安全上必要な中高域の音は適度に残るため、屋外でも安心して扱えるタイプだ。

電車内では「ゴーッ」という不快な重くて低い走行音が大幅に低減されるし、レールの軋みのような中高域の音も耳障りな鋭さがやわらぎ、音楽にぐっと集中しやすくなる。

総じて、十分に強力でありながら圧迫感の少ない、バランス良く有効なノイズキャンセリングだと言える。

TE-J2音質レビュー:音楽の核心に触れる、高密度でリアルなサウンド

TE-J2の音質の要は、新開発の「ハイプレシジョン 2way ドライバー」だ。前述したように、中低域を担うダイナミックドライバーと、繊細な高域を得意とするピエゾドライバーを組み合わせたハイブリッド構成なわけだが、これがどれだけのサウンドを聴かせてくれるのか。

今回はAndroidスマートフォンとLDACを用いてワイヤレス接続して試聴。また、「3Dスペーシアルオーディオ」の効果も試してみた。同モードは、(動画などの)サラウンド感に特化したものではなく、音楽を楽しむ用途を重視したものだからだ。

宇多田ヒカル「BADモード」から聴き始めると、印象的だったのは中域の密度感の高さだ。

都会的で洗練されたサウンドのなかで、ボーカルの持つ滑らかな質感が際立ち、微細なニュアンスまで再現。音のパワーバランスは中央寄りだが、そのぶんアーティストとの距離が縮まるような、歌声の近さがポイントと呼べる。

ここでさらにひと工夫、アプリから「3Dスペーシアルオーディオ」を有効にすると、音質劣化をほとんど感じさせずに、サウンドが左右に拡張され臨場感とダイナミクスが付加される。元々没入感の高い楽曲だが、見通し良くサウンドに浸る体験ができる効果だ。

次にROSE & Bruno Mars「APT.」のファンキーなサウンドを聴くと、TE-J2の持つ高い解像度と分離性能が光る。タイトで制動の効いた低音が刻むビートの心地よさが心地よく、そして、ROSEとブルーノ・マーズ、二人のボーカルが近い距離感で配置しながら、それぞれの歌声が持つ個性を丁寧に見せる。

こちらも「3Dスペーシアルオーディオ」を試すと、音の空間が横方向にグッと拡張され、一気にダイナミックでライブ感のあるサウンドへと変化する。音楽を聴く開放感や楽しさという観点では、やはり空間オーディオが極めて有効だ。

「AVIOT Connect」アプリでのイコライザーも適用してみた。基本はデフォルトの「Bypass」推奨だが、TE-J2はイコライジングしても音の歪みが小さい。

高域を強調する「Treble Boost」に設定してYOASOBIの「アイドル」を聴いても、サウンドが破綻せずキツさがない。これは、ドライバーのポテンシャルの高さを示していると言えるだろう。

TE-J2は「完全ワイヤレスイヤホンの新境地」に到達したモデルだ!

AVIOT「TE-J2」は、AVIOTが培ってきた技術を惜しみなく投入した、非常に完成度の高いモデルだ。特に、新開発ドライバーがもたらす密度感の高いサウンドは完全ワイヤレスイヤホンの新境地と呼べるし、ノイズキャンセリング性能も実用的で信頼できる水準。

音楽の核心に、より深く触れたいと願う多くのユーザーにとって、TE-J2は有力な選択肢となるだろう。

なお、本機をベースとしたHYDEとのコラボレーションモデル「TE-J2-666」の発売も予定されており、そちらの展開も楽しみだ。

(提供:プレシードジャパン)

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