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<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】アンスズの弟分誕生。気鋭のデンマークブランド・AXXESSのRCAケーブル

公開日 2025/02/10 06:35 園田洋世
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今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回はデンマークから誕生した新しいオーディオブランド「AXXESS」(アクセス)から、お手頃価格のRCAケーブルをご紹介。

AXXESS RCAケーブル「Signal Interconnect Cable(RCA)」(71,500円/1.0m・ペア、88,000円/2.0m・ペア、いずれも税込)

■力強さも感じられる傑作ケーブル



デンマークのANSUZ(アンスズ)に、ジュニアブランドAXXESSが誕生した。今回は「Signal Interconnect Cable(RCA)」を聴いてみよう。

コネクターのハウジングには同ブランドのインシュレーター「Noir」と同様のミネラル充填複合材料(不要な振動を吸収しながらも音楽のエネルギーを損なうことがない)を採用。導体はシールドされた銀メッキ銅である。SACDプレーヤーとプリアンプ間に繋いで聴いてみた。

Signal Interconnect Cable(RCA)をプレーヤー - プリアンプ間に繋いだところ

竹内まりや「カムフラージュ」は山下達郎による1人多重コーラスが高解像度で中低域が充実。竹内まりやのヴォーカルは立体感と密度感を大いに高めたうえにテクスチャーから雑味一掃、しかもリヴァーブが明瞭。ベースは重く深い。

ダニエレ・ガッティ(指揮)、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)『ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲』はノイズフロアがかなり下がる。中低弦が分析度を高めたうえに彫りも深い。

マイルス・デイビス『'ROUND ABOUT MIDNIGHT』はドラムスの周りの空気感やトランペットの密度感アップ。持続音にも力強さが感じられる傑作である。

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