PR評論家・高橋敦氏が使い心地と音質を実体験
「もうずっと着けてたらいいじゃんね」。 “ながら聴き” イヤホンの新定番「HUAWEI FreeArc」を評論家が使い込んだ
■“ながら聴き” に最適! ソフトタッチなサウンド
装着周りは超優秀。ではサウンド面はというと、こちらも文句なしの仕上がりだ。17×12mmドライバーから生み出される音の帯域バランスは綺麗に整い、音の感触もややソフトで心地よい。
その好ましいサウンドの源はドライバー自体の特性の良さだろう。低域側を担当する部分にはポリウレタン樹脂、高域側を担当する部分にはチタンコーティングPEN樹脂を用いた、複合振動板には特に注目したい。柔軟性に優れるポリウレタンと剛性に優れるPEN樹脂を組み合わせ、後者の特長はチタンコーティングでさらに強化。それによって全帯域の特性が高められていることが、バランスの良さ、歪みのないスムースなサウンドの土台となっているはずだ。
相性が特によかった楽曲としてはヨルシカ「晴る」を挙げたい。このモデルのバランスの良さはバンドサウンドの帯域では特に発揮され、全ての楽器が、そのアレンジ、演奏、ミックスにおいて意図されているであろう、適正な存在感で空間に配置される。するとアンサンブル全体に適度なスペースが確保され、音の抜け感も際立ち、曲全体の見晴らしがスッと通り、その様子はまさに晴れやか。この曲らしさを見事に表現してくれた。
一方イヤホン側の個性として発揮されたのはソフトタッチさ。ギターのカチッとした感触やベースのゴリッとした感触は、このイヤホンで聴くと緩められる。聴き応えは少し物足りなくなるが、適度な甘さを持たせることで聴き疲れは減らす方向性は、ながら聴きイヤホンの音作りとして頷けるものだ。音楽ではなくトークや台詞中心の配信コンテンツでのその声の耳当たりの柔らかさは特に好ましく感じられたので、そちら重視の方にもぜひ注目してほしい。
なおアプリに音響エフェクトやイコライザーも用意されており、好みに合わせてのサウンド調整も可能。購入後のカスタマイズも楽しめる。
■完全ワイヤレスの新たなフラグシップ「HUAWEI FreeBuds Pro 4」も
さて、FreeArcと共に発表された「FreeBuds Pro 4」についても軽く紹介しておこう。こちらはカナル型のノイズキャンセリングイヤホンで、市場想定価格は税込2万8800円前後。価格帯トップクラスの高性能機「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のポジションを継ぐ新世代モデルだ。
ドライバーはダイナミックドライバーと高域用UHF平面振動板ドライバーによるデュアル構成を継続。デジタルクロスオーバーも活用した緻密な制御による音作りは、熟成されさらに進化していることだろう。新設計フォーム素材イヤーチップも付属となり、その効果と合わせてノイキャン性能もさらに向上。通話周りのノイキャンにはAI技術が活用されているので、AI技術の急激な進化の反映も期待できる。外観は落ち着いた配色、そしてセラミック仕上げとレーザー彫刻により、クラシカルな雰囲気にまとめ上げられている。
■クオリティは最上級! 優れたオープンイヤー型を求めるならコレ
という両モデルを含めて、ノイキャン対応のカナル型にインイヤー型、オープンイヤーのイヤーカフ型にイヤーフック型、アイウェア型と、あらゆるニーズを網羅する各種モデルを最新スペックで提供してくれているのがファーウェイのイヤホンラインナップだ。
その中でHUAWEI FreeArcは、装着感の軽やかさと周りの音が遮られない自然な聴き心地に優れる、オープンイヤー型を求めるユーザーに向けられたモデル。そしてイヤーカフ型とイヤーフック型どちらの装着感を好むかはユーザー次第というところに向けて、その選択肢も用意してくれるモデルだ。
であるからせっかくなのでありがたく、HUAWEI FreeArcがまず目に留まったならHUAWEI FreeClipにも、逆にFreeClipがまず目に留まったならFreeArcにも注目し、自分の耳にしっくりくる方を選んでいただければと思う。クオリティはどちらも最上級だからこそ、あとはそこの選択だけでよいのだ。
(企画協力:ファーウェイ・ジャパン)