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PR「イヤホンリスニングの世界を広げてくれる製品」

注目の“ながら聴き完全ワイヤレス”、AVIOT「Openpiece」実力チェック! 2機種の違いはどこに?

2022/11/18 土方久明
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改めて、iPhoneから藤井風を再生したが、こちらは、よりメリハリが付く現代的なサウンド。特に低域表現が強くなり中低域の押し出しが増している。密閉型のようなダイレクトな音ではなく、フワッとしたバックミュージックから浮き上がってくるボーカルが聴き心地良い。この状態で音漏れ抑制モードを有効化し、家族に音漏れの度合いを確認してもらったが、確かな効果を感じた。外出時など周囲に気を使いシーンでは有効な機能となりそうだ。

TE-M1のイヤーフック部を外したところ

次に聴いた、ado「新時代」も良かった。左右チャンネルから聞こえるギターの空間が広く、低域の迫力が増しているから、ベースの存在感が出てグルーブを感じ取れる。サウンドステージも自然で長時間のリスニングでも疲れづらい音だ。つまり、音質第一で考えるなら本モデルということになるが、もう一方のTE-S1のどこまでもストレスのない開放的な音も大きな魅力だと感じた。もしどちらかひとつを実際に購入する立場になれば、これは悩む。

TE-M1も4色のカラバリを展開

続いてiPad Proと組み合わせてAmazon Prime Videoから数本の映像作品を見てみた。ここでは、音声遅延を抑えるゲーミングモードも利用できる。画面との完全な同期は難しいものの、大きく遅延することなく映画作品を楽しむことできた。

セリフは明瞭に表現されているし、横にいる家族に気を使うこともなく、アクション映画を少々大きなボリュームで聞くと迫力満点である。ここでも開放感があるサウンドはアドバンテージになり、お菓子を食べながらドラマ作品をのんびりと見ることもできた。これは嬉しい。聴きやすさと低域の迫力のバランスがうまく取れている音なので、長時間使っていてもストレスにならないことは予想外のメリットだった。

充電ケースに収納したところ

快適なリスニングを実現する3つの要素を高いレベルですべて実現



1979年にソニーが販売したカセットタイプのポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」が誕生して以来、イヤホン/ヘッドホンでの音楽視聴は良い意味でも悪い意味でも閉塞的なリスニングが前提だった。

完全ワイヤレスイヤホン活況の中、開放型の完全ワイヤレスイヤホンも徐々に増えつつあるけれど、TE-S1、TE-M1は、開放感に加え、フィット感と音質という、快適なリスニングを実現する3つの要素を高いレベルで兼ね備えていることに感心した。

クオリティチェックの期間は3日ほどだったが、その間はこの2機種で音楽リスニングを楽しみつつ、執筆したり、なんとレコードのクリーニングなどの作業も無意識に行えた。さらに、家族とのやりとりをイヤホンを外さないで行えるのもかなり嬉しかった。これらは今までなかったことで、外部とのコミュニケーションがスムーズになると、より音楽を聴く時間が増えることもわかった。TE-S1とTE-M1はイヤホンリスニングの世界を広げてくれる。

(提供:プレシードジャパン株式会社)

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