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注目の“ながら聴き完全ワイヤレス”、AVIOT「Openpiece」実力チェック! 2機種の違いはどこに?

公開日 2022/11/18 07:10 土方久明
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トレンドの“ながら聴き完全ワイヤレス”にAVIOTが参戦!




「おー!やるじゃん」と思わず口に出た。ポータブルオーディオファンに人気のブランドAVIOTから、新シリーズ “Openpiece”(オープンピース)に属す2種類の完全ワイヤレスイヤホン「TE-S1」と「TE-M1」が登場した。

僕が喜んだ理由は、この2モデルが最近トレンドの “ながら聴き” に対応していたモデルだったからだ。

AVIOTといえば、6月にはピエール中野氏とコラボレーションした平面磁気駆動型ドライバー搭載のオーバーイヤーヘッドホン(愛称:ピッドホン)を発表するなど、ポータブルオーディオファンにホットな話題を提供し続けるブランドだが、今度はながら聴き対応の完全ワイヤレスイヤホンを出してきたかと!

最近のイヤホン市場は、ケーブルを完全に排除して最上の使い勝手を取得した完全ワイヤレスのアドバンテージに加え、外音を自然な形で取り込むことで、仕事をしながらだったり、家事をしながらだったり、より音楽をカジュアルに “ながら” で楽しめるモデルが注目されている。そんな中での登場である。

ひとつ興味を持ったのは、同時発売にもかかわらず、TE-S1とTE-M1の実売価格は2,000円ほどしか変わらないこと。これはどういうことかというと、どちらかが上位/下位モデルという位置づけではなく、「TE-S1」はよりカジュアルに開放感のある音を楽しむモデル、対して「TE-M1」は音質を追求したモデルと、コンセプトが違う2機種なのである。

音質重視モデル「TE-M1」(左)は円形デザインを、開放感追求モデル「TE-S1」(右)は三角形のデザインを採用

まずは「TE-S1」と「TE-M1」に共通するポイントを3つ解説したい。ひとつめは耳の穴を密閉しないオープン型を採用していること。ふたつめは、耳と本体を3点で固定するシリコン製のイヤーウィング機能により、優れたフィット感と、ランニングやジムなどの運動時の使用におけるズレにくさを両立していること。

「TE-M1」を装着したところ

そして3つめは音質と外出時のユーザビリティも考慮され、音質優先の「高音質モード」と、音漏れを低減する「音漏れ抑制モード」という2つの音声モードを搭載していることだ。

両モデルとも充電ケースもコンパクトで持ち運びもしやすい

両モデルともBluetoothバージョンは5.2となっており、接続コーデックはSBC/AACに対応する。またオフィスワークやテレワークで実際に使うと便利さがわかる、2台の端末と同時ペアリングできる「マルチポイント機能」(例えばパソコンやスマホと同時にペアリングできる)や左右片方のイヤホンだけでも使用できる「片耳モード」も実装。スマホやタブレットにインストールできる専用アプリ「AVIOT SOUND ME」も用意されており、音を自分好みに可変できるイコライザーや、無くしたイヤホンを探せる機能なども利用できる。

音質・使い勝手、装着感をチェック!



ここからはクオリティチェック。iPhoneやiPadと組み合わせて、TE-S1とTE-M1の音質や使い勝手、装着感をチェックした。

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