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小さくても超強力&高音質!Astell&Kernの技術が光る、iPhone対応ポータブルDAC「AK HC2」を聴いた

公開日 2022/06/21 06:30 高橋 敦
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概要としては、3.5mmシングルエンドのみ対応であった先代機「PEE51」の設計をベースに、4.4mm専用機として発展、再構築させたモデルと見ることができる。

DAC部は「CS43198」チップを左右に各1基、計2基搭載のデュアルDAC構成。そこまではPEE51と共通だがもちろん、その先のアンプ回路は左右独立増幅のバランス駆動構成になっている。出力レベルとL/Rセパレーションは大幅に向上される。

USB-C端子を備え、PCとの組み合わせでももちろん楽しめる

回路周りでは、同社が蓄積してきた基板設計技術や、同社向けに仕立てられた特別製の超小型タンタルコンデンサー、マイクロ抵抗の投入も、PEE51から継承する要素。電源供給側となるスマホ等への負荷を下げるため消費電流を抑えてある点も共通だが、アンプの規模が倍になっている本機では、その重要度はさらに強まっていると言えよう。

USBケーブル部分は、構造や素材の違いはあるものの、厳重なノイズ対策が施されている点はPEE51と同じ。AK HC2では2重シールド構造によってノイズ抑制を図っており、さらに全体のデザインに最もマッチする形状を採用したのだという。

ケーブル部はノイズ対策のため2重シールド構造が採用された

また、冒頭でも触れたように、USB Type-C to Lightning変換アダプターが付属し、対応OSにも「iOS」が記載されるようになったのは特に嬉しいポイントだ。

iOS対応を果たし、iPhoneでも使えるようになったのはかなり嬉しいポイントだ

Lightning変換アダプターが付属

一方、Androidユーザーはボリュームコントロールアプリ「AK HC」に注目。AndroidデバイスにUSB-DACを接続すると、その音量が勝手に最大、あるいは最小にされてしまう場合がある。専用アプリではそれに対処し、さらに本機の音量をより細かく調整することも可能となっている。音量調整周りのストレスは地味にキツいので、そこへの配慮は嬉しい。

最後にサイズ感やデザインについてもチェックしよう。サイズは、4.4mmバランス出力の採用によって、当然PEE51よりは大きくなっている。他を見回せば、例えば3.5mmシングルエンド+2.5mmバランスの両搭載機で、これよりコンパクトな製品もある。だが、4.4mmバランス搭載機としてはやはりコンパクトだ。ここはまさに、コンセプトの勝利である。

手に持った様子。前モデルからは若干大きくなっているものの、超小型であることに変わりはない

内部については、電源構造が変わっているそうで、ブランド担当者いわく「ノイズを抑え、より安定的にDACに電力を供給するため、音質向上を考慮して決定」したのだという。また、筐体素材はPEE51の亜鉛合金に対して、こちらはアルミニウムを採用。軽量性とポータビリティーの両立を考慮して素材を選定したそうだ。

さらにアルミ加工によって、より美しい外観を実現することも重要なポイントだったとのこと。そのフォルムは、同社DAP「KANN」シリーズのニュアンスも感じさせる六角柱を基本に、USBケーブル側を少し薄くした「スロープ」でアクセントが加えられた形だ。


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