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PR【PR】音質も装着感もデザインも高い完成度

こだわりの「ビクター」完全ワイヤレスがより身近に!1万円切りでANC搭載の注目機「HA-A30T」を速攻レビュー

公開日 2022/05/19 06:30 工藤寛顕(だいせんせい)
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流石にイヤーピースは上位機種に付属するスパイラルドットではなく、通常のイヤーピース……かと思いきや、なんとこちらも新開発のものが採用されているという。柔らかな質感と新形状で優しく耳に馴染み、かつ高い遮音性を実現。後述するアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)との相性も抜群だ。

新開発のイヤーピースや充電用USBケーブルなどが付属

また、イヤホン本体・充電ケースともに極めてコンパクトに設計されており、そのポータビリティの高さにも注目。イヤホン本体は片側約4.2gと軽量で、耳のくぼみにスッと収まるような小柄なサイズ感。装着感も良好だ。

装着感も良好

それでいて筐体には程よく厚みがあり、側面を指でつまんで扱いやすい。充電ケースも約28gで、こちらも手のひらにすっぽり収まってしまうほど。いずれも、JVCケンウッドグループのANC搭載完全ワイヤレスイヤホンにおいて最小・最軽量だという。

たとえば同じVictorブランドのHA-FW1000Tと比較してみると、イヤホン片側が約7.8g、充電ケースが約45gと、一回り以上の差があることがわかる。より多くの技術や大型の振動板などが搭載されるフラグシップモデルは得てして大柄になりやすく、一概にそれ自体はデメリットとは言えないものの、やはり持ち運びしやすいサイズ感は魅力のひとつ。上位機種に対するアドバンテージといっても過言ではないはずだ。

ちなみにイヤホン本体はIPX4の防滴仕様で、急な雨の日や運動時の汗にも安心して使えるようになっている。このあたりの細かな利便性も作り込まれており、普段使い時にも非常にありがたいポイントだ。

手頃な価格でもしっかりと防水に対応

■使い勝手にも妥協なし



そして1万円切りというお手頃な価格でありながら、ANC&外音取り込み機能にも力が入っているのが嬉しい。こうした高級ブランドを冠する低価格モデルであれば、「音質のみを追求しました」というような言い回しもできそうなものだが、そこで妥協しないことこそがVictorブランドの真髄ということだろう。

ANCはやや軽めで耳のキツくなる感じも少ないが、電車の走行音などの音楽を遮る騒音はしっかりと抑えてくれる。キャンセル性能はなかなかのものだ。耳への深いフィッティングも相まって、遮音性は十分に高い。カフェなどの室内で作業に集中したい時や、街中の雑踏など、幅広いシーンで活躍してくれるはずだ。

そして外音取り込みも非常に良くできており、周りの音や人の声を違和感なくちゃんと聞き取ることができる。また、同社のANC搭載モデルではおなじみとなった、外音取り込み機能をONにすると自動で再生音が小さくなる仕様も搭載されているため、周りの音を聞きたい時に「外音取り込みをONにして、音楽の再生も一旦停止して……」というような煩わしい手間が必要ないのも実用的だ。ANCは右側をロングタップ、外音取り込みは右側を1回タップと、シンプルな操作でいつでも切り替えられるのも使い勝手が良い。

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