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骨伝導の常識を覆す音質! Shokzの新フラグシップイヤホン「OpenRun Pro」レビュー

公開日 2022/01/31 06:30 折原一也
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屋外をランニングしてみても、OpenRun Proがずれる心配はなし。驚いたのは、装着したまま上半身を大きく動かしたり、跳躍したりしても、落下しないこと。軽く頭部を挟み込むだけなのに、絶妙にフィットする。

IP55相当の防塵防水性能を備え、小雨の降るランニングでも問題なし

ボリュームの調整、曲送り/戻しなどは先述の専用アプリのほか、本体右側に集約されたマルチファンクションボタンで行える。従来機種に比べて約30%大きくなったというボタンは押しやすく、手が濡れていても確実に操作できるというメリットがある。スポーツ用として仕様がさらに突き詰められている。

物理ボタンのサイズは従来機種「Aeropex」に比べて約30%大きくなった。ボタンが押しやすくなり、スポーツ時にも便利

特に感心したのがそのサウンド。骨伝導イヤホンの音質の常識を覆すような、音楽的なサウンドを味わえるのだ。iPhoneと接続してYOASOBI「群青」を聴いてみると、ナチュラルな歌声と豊かな中低域とともに、これまでの骨伝導イヤホンでは難しかった空間再現性を伴っていることに気づいた。

低域の鳴りもリズムの刻みだけでなく、余韻が広がっていく様子も見渡せる。たとえば、BTS「Dynamite」では、伸びやかでヌケのよい男性ボーカルを味わえるだけではなく、グイグイとした低域の質感、音の厚みまで再現してくれる。ランニングしながら音楽を聴いていても、歌声のクリアさだけでなく、音楽に包み込まれるような音の広がり、そして厚みのある低域を楽しめる。そのうえ、耳をふさがず周囲の音が自然に聴こえる安心感もある。

グラフはShokz社内ラボにてOpenRun Proとほかの骨伝導イヤホンの再生周波数特性を比較したもの。OpenRun Proは低域から高域までフラットな曲線を描いていることがわかる

また、サウンドについては、イコライザー機能によって「スタンダードモード」と「ボーカルモード」の切り替えが可能だ。[音量+]と[音量−]の同時押しによって、標準の「スタンダードモード」から「ボーカルモード」に切り替えてみると、声の帯域、中高域にフォーカスされ、低域が弱まった。たとえば、エクササイズ動画を見る際、ガイド音声のみを音量を上げて聴きたい時などに便利だろう。

耳をふさがないという装着スタイルにおいて、音楽再生の質を可能な限り追求したOpenRun Proは、製品のコンセプトであるスポーツ目的はもちろん、カジュアルな音楽リスニング用としても通用する水準に到達しているようだ。



(提供元:Shokz)

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