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これぞ新時代のホームオーディオ!Shanling「EM5」が魅せる、新たなオーディオの楽しみ方

公開日 2021/12/16 06:30 土方久明
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ストリーミング再生からUSB-DACまで広くカバー

嬉しいのは、オーディオファイルが注目するAmazon Music Unlimitedのハイレゾ再生(最大192kHz/24bit)に対応していること。同サービスに対応する対応機材は少ないので、歓迎したいポイントだ。ほか、TIDAL、Qobuz、Spotifyなどのメジャーなストリーミングサービスもカバーしている。

さらにDLNAに準拠したネットワークオーディオ再生機能を装備。USB-TypeB端子にパソコンをつなげてUSB-DACとしても使用可能など、なんでも来いの充実した内容だ。

ストリーミング再生やDLNA、USB-DACなど幅広く対応する

対応フォーマットについては、最大でPCM 768kHz/32bit、DSD 512のネイティブ再生が可能となっているほか、MQAファイルのフルデコード再生に対応する。

ワイヤレス通信の面でも充実しており、Wi-Fiは5GHz/2.4GHzのデュアルバンドに対応する。BluetoothはVer.4.2に準拠し、受信コーデックはLDAC/aptX HD/LHDC/aptX/SBCで、送信コーデックはLDAC/SBC。さらにAirPlayの受信にも対応している。

Bluetoothは受信・送信の両方をサポートするため、スマホで再生した音楽や動画をEM5で再生したり、逆にEM5をプレーヤーにして、BluetoothヘッドホンやBluetoothスピーカーを鳴らすこともできる。

つまるところEM5をシステムの核とすれば、コンパクトかつ広範囲、しかも高機能なオーディオ再生環境を構築できるというわけだ。

機能だけでなくハードウェア面も徹底追求

ポータブルオーディオの世界で揉まれてきたShanlingの製品だけあり、音質対策も徹底している。デジタル/アナログ回路、そして電源部において、価格以上ともいえる充実した内容だ。

デジタル回路については、DACチップにAKM社製の「AK4493EQ」を搭載。そして、ただ単にDACチップを搭載しただけではなく、KDS社の低位相雑音水晶発振器2基と独自のアルゴリズムを備えたFPGA、さらに誤差0.1%の高精度薄膜抵抗器、パナソニック製ポリマータンタルコンデンサーなどを用いて、デジタル回路部の総合的な品質を上げているのだ。

KDS社製の水晶発振器を搭載
 
ヘッドホンアンプ回路にも力が入れられており、TI社製オペアンプ「TPA6120A2」をチャンネルごとに使用した新規設計の4chフルバランス・アンプ回路を搭載。全周波数帯で一貫した位相特性を保つことができる独自技術「CPAF-ローパスフィルタリング・テクノロジー」を採用することで、低歪みと高出力というヘッドホン駆動に必要な要素を実現した。

ヘッドホンアンプはフルバランス構成

電源部はスマートデバイスとオーディオ部をセパレートした2セクション構成を採用。デジタル回路部はカスタム設計された電圧安定化回路によるスイッチング電源で電源供給が行われている。また、アナログ回路の電源部は小型かつ高効率なトロイダルトランスと、品質の高いドイツ製のコンデンサを組み合わせている。

アナログ回路用の電源にはトロイダルトランスを採用

このように高機能に加え、徹底された高音質対策が施された、なんでもできる小型かつ先進的なオーディオ機器に僕の心は高鳴る。ということで、ここからは気になる音質をチェックしたい。

次ページその音質は?ハイファイオーディオでチェック

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