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低遅延で勝負! “4Kゲーミングプロジェクター”BenQ「TK700STi」でゲームの世界に超没入

2021/03/31 折原一也
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リビングなど明るい環境でも気軽に大画面を楽しめる

それでは画質をチェックしていこう。まずは内蔵のAmazonプライム・ビデオアプリで、『ボヘミアン・ラプソディ』でウェンブリー・スタジアムのライブシーンを鑑賞したが、やはり大画面での映画は迫力が抜群! 本機の持つ高輝度性能により、明るい部屋での「LivingRoom」、暗い部屋の「Cinema」モードで、それぞれ画全体をパワフルな画質でクッキリと描写することを確認できた。

高輝度の大画面で、クッキリとした描写が得られる

PlayStation 5をプレーヤーにしてUltraHD Blu-rayで映画『テネット』も視聴。4K/HDR信号を入力する場合、映像モードは「HDR10」「HDR Game」の2種類になる。「HDR Game」はゲーミング向けの設定のため、映画鑑賞においては明るい部屋、暗い部屋ともに「HDR10」を推奨したい。チャプター5の飛行機で貨物倉庫に突っ込むシーンを中心に鑑賞したが、高輝度志向である分、黒色の沈み込みはそこまで力が入っていないようだ。一方で、画面全体のフォーカスの良さ、色の精緻さがしっかり再現されており、明るい部屋の鑑賞なら満足できる水準だ。

HDR信号が入力された場合、映像モードは「HDR10」「HDR Game」から選択可能

HDRの映像モードが選択されていると、「HDR輝度」の設定も調整できるようになる

スポーツ映像も鑑賞してみたが、グリーンと赤が溌剌とした発色で、スポーツバーで楽しむような体験が明るい大画面によって再現される。未だ無観客の多いスポーツ観戦だけに、大画面で臨場感を発揮できるのは魅力だ。

もうひとつ触れておきたいのが、内蔵スピーカーの音質。音響技術「treVolo」によって調整された5Wx1の仮想サラウンドステレオドライバーは、ボックス容量をしっかりと使った余裕ある低音の再現性、中域までクリアで音の広がりも自然。ゲーム用としても優秀で、ハイテンションなBGMと効果音のキレのある音も余裕でこなしてくれる。位置関係が重要なタイトルなどでは、イヤホン出力を活用するといいだろう。

ゲームの世界に没入できる “ゲーミングプロジェクター” ならではの体験

それでは本命、ゲームプレイを始めてみよう。まずPS5で『FINAL FANTASY VII REMAKE』をプレイしてみると、やはり画面の大きさは没入感に直結。特に画面の広がりがここまであると、映画の世界のようだ。コルネオコロッセオ(闘技場)でのバトルでは、攻撃のエフェクトの輝きの演出もキレがあり迫力満点。ゲームモードとして「RPG」「SPG」「FPS」のプリセットが選択でき、高速モードもオン/オフと選べる(設定変更後はこの組み合わせを記憶)。

ゲームの映像クオリティがどんどん高まっているが、4Kゲーミングプロジェクターは高解像度かつ大迫力でその世界を描き出してくれる

「RPG」モードは没入感のある映像、「SPGモード」はリアル感重視の映像、「FPS」モードでは絶妙な影表現の映像を提供するというもので、多種多様なゲームジャンルを一括りにせず、さらに細分化してモードを用意したのも本機の特徴。バトルにはアクション要素もあるFF7リメイクだが、高速モードオフは気持ち操作感の遅れも感じられるのでオンを推奨。ちなみに、設定をゲーム用ではない「HDR10」に切り替えるとやはり遅延が気になる。

eスポーツの盛り上がりも注目のFPSゲーム、じっくり世界観に浸かりたいRPGなど、ジャンルに応じたモードを選択できる

続いてゲーム画質の検証を目的として、PS5『バイオハザード ヴィレッジ』のビジュアルデモとして公開されている『MAIDEN』をプレイ。同作の体験版というより、地下の牢獄から謎解きをしながら新作の世界を体験できるミニゲームと呼ぶべき作品だが……夜中に照明を落とした部屋での大画面プレイはホラーを苦手とする筆者にはかなり堪えた。

ファーストパーソン(本人視点)で暗闇の牢獄のなか手がかりを探して回るのだが、画面サイズが人間の視界相当に広いので、グロテスクな現場や天井から吊るされる鎖、闇の広がる空間という恐怖の演出がまさに身に降りかかってくる。ゾンビが襲ってくることもなく、人の気配のない不気味な牢獄、そして洋館を探索して回るだけだが、TK700STiでプレイすると心臓が止まりそうになる。結局、夜中のプレイは諦めてしまった(後日、明るい日中にプレイし直して最後までクリアしておいた)。画質としては黒の沈みはそこまでシビアな表現に向いてはいないが、プロジェクターの大画面でホラーゲームをプレイすること自体が、ゲームの体験を変えるのだ。

Nintendo Switchでは『モンスターハンターライズ』の体験版をプレイ。HD出力になるニンテンドースイッチでは映像モードで「Game」を選ぶと、4K/HDR信号と同じく「RPG」「SPG」「FPS」を選べる。アクションゲームとしてのプレイ体験としては「FPS」を推奨したい。移動やカメラの瞬時の動作に対するレスポンスだけでなく、『モンスターハンターライズ』の新要素である “翔蟲” を使ったワイヤーアクションの感覚的な操作フィーリングに効いてくる。こうしたプレイ体験を損なわないところがゲーミングプロジェクターの強みだ。

マルチプレイや鑑賞している人も楽しいゲームは、大画面だと楽しさが倍増する

ゲームのために誕生した “4Kゲーミングプロジェクター” 「TK700STi」は、低遅延というゲーマーが本当に求めるスペックを正確にケアしつつ、ストレスのない大画面でのゲームという体験を届けるモデルだ。

モニター業界ではゲームといえばBenQやBenQ ZOWIE、といった印象を持つユーザーも多いのではないだろうか。そしてプロジェクターでも世界的に評価される同社だからこその着眼点で開発されたTK700STiは、ユーザーも納得して選択・購入できるはずだ。これまでプロジェクターでゲームをプレイするなんて発想もなかったという方も、この大画面ゲーミングはぜひ体験してみてほしい。

(協力:ベンキュージャパン株式会社)

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