埋もれていた音を引き出すNCF最新アクセサリー
空きコンセントに挿してクオリティアップ! フルテック「NCF Clear Line」でアナログ再生を実践
生形三郎
2020年10月20日
従来にないクオリティアップ効果で大好評の、フルテック「NCF Boosterシリーズ」に新登場したアクセサリー「NCF Clear Line」。愛用機器の電源ケーブルに隣接する、空きコンセントに挿入するだけの簡単な使い方で、微細なニュアンス再現やS/N改善を図るパッシブ型の製品だ。フォノEQやプレーヤー周りに使って、実際にどんなクオリティアップ効果を得られるのか、実践レポートをお届けする。
回路を形成しないパッシブ型のアクセサリー
■直接介入することなく、伝送精度を高めてくれる(Text by生形三郎)
フルテックNCFシリーズに新たに加わった電源アクセサリー「NCF Clear Line」。一見、空きコンセントに挿すフィルタータイプの電源アクセサリーに見えるが、こちらは回路を形成しないパッシブ型ということで、効用としては、同社NCF Boosterシリーズ同様に、音声や電源信号そのものに直接介入することなく、それらの伝送精度が高まる効果を得られることが特徴的だ。
簡潔に言えば、再生音の雑味を抑えて、サウンドへのフォーカスや質感を整える効果が得られるものである。ここでは、そんな本製品をアナログプレーヤー周りへ実際に使用して、どのようなクオリティアップが狙えるかをレポートする。

「NCF Clear Line」の構造 (1)ボディ部:NCF調合ナイロン樹脂 (2)電極部とエアコイル:α純銅ロジウムメッキ導体/α-OCC単結晶銅導体エナメル線の外層に高性能なシルバーカラー特殊制振塗料でコーティングを施したエアコイル (3)自社特注の特殊な制振T10ステンレスネジとワッシャー (4)ハウジング:内部には制振性の特殊なナイロン樹脂絶縁リングを組み込んだNCFを採用し、外側を特注のハイブリッドNCFカーボンファイバー+特殊クリア硬質コート塗料で仕上げた4層構造 (5)密閉型の空気室:振動に対して内部の空気圧が抵抗となる (6)NCFエンドカバー:カバー部を凹凸構造の立体設計でNCF素材の面積を平面構造のものよりも約76%アップ。NCFのタスク効率を向上させる機能を実現NCF Clear Lineの特徴
■入念な試聴を重ねた設計で、新たなNCF効果を実現
構造的にみると、電極の反対側にエアコイルと呼ばれるコイル状のものが取り付けられていることから、これまでのNCFシリーズ同様に、筐体パーツへの独自パウダー及びNCFを使用することによる制振効果や静電効果に加えて、エアコイルによってコンセントに生じる微弱な振動を抑える効果も大きいのではないかと想像できる。
筐体背面は、凹凸構造の立体設計によって、表面積が拡大されている。電極は、超低温処理と消磁処理による同社独自のアルファプロセスが実施されているほか、エアコイルは、素材はもちろん巻き数までを細かく変更しながらヒアリングテストを実施し、最終的な仕様が決められたそうだ。
回路を形成しないパッシブ型のアクセサリー
■直接介入することなく、伝送精度を高めてくれる(Text by生形三郎)
フルテックNCFシリーズに新たに加わった電源アクセサリー「NCF Clear Line」。一見、空きコンセントに挿すフィルタータイプの電源アクセサリーに見えるが、こちらは回路を形成しないパッシブ型ということで、効用としては、同社NCF Boosterシリーズ同様に、音声や電源信号そのものに直接介入することなく、それらの伝送精度が高まる効果を得られることが特徴的だ。
簡潔に言えば、再生音の雑味を抑えて、サウンドへのフォーカスや質感を整える効果が得られるものである。ここでは、そんな本製品をアナログプレーヤー周りへ実際に使用して、どのようなクオリティアップが狙えるかをレポートする。

「NCF Clear Line」の構造 (1)ボディ部:NCF調合ナイロン樹脂 (2)電極部とエアコイル:α純銅ロジウムメッキ導体/α-OCC単結晶銅導体エナメル線の外層に高性能なシルバーカラー特殊制振塗料でコーティングを施したエアコイル (3)自社特注の特殊な制振T10ステンレスネジとワッシャー (4)ハウジング:内部には制振性の特殊なナイロン樹脂絶縁リングを組み込んだNCFを採用し、外側を特注のハイブリッドNCFカーボンファイバー+特殊クリア硬質コート塗料で仕上げた4層構造 (5)密閉型の空気室:振動に対して内部の空気圧が抵抗となる (6)NCFエンドカバー:カバー部を凹凸構造の立体設計でNCF素材の面積を平面構造のものよりも約76%アップ。NCFのタスク効率を向上させる機能を実現
■入念な試聴を重ねた設計で、新たなNCF効果を実現
構造的にみると、電極の反対側にエアコイルと呼ばれるコイル状のものが取り付けられていることから、これまでのNCFシリーズ同様に、筐体パーツへの独自パウダー及びNCFを使用することによる制振効果や静電効果に加えて、エアコイルによってコンセントに生じる微弱な振動を抑える効果も大きいのではないかと想像できる。
筐体背面は、凹凸構造の立体設計によって、表面積が拡大されている。電極は、超低温処理と消磁処理による同社独自のアルファプロセスが実施されているほか、エアコイルは、素材はもちろん巻き数までを細かく変更しながらヒアリングテストを実施し、最終的な仕様が決められたそうだ。
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