【特別企画】海外でも話題のアナログヘッドホンアンプ

Benchmark「HPA4」レビュー。鳴らしにくいヘッドホンも朗々と鳴る「THX-AAA」ヘッドホンアンプ

佐々木 喜洋

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2020年08月13日
海外でも話題をさらったプロ向けブランドのヘッドホンアンプ「HPA4」

Benchmark Media Systems社(Benchmark)は、アメリカのニューヨーク州シラキュース市で30年ほどの実績があるプロ用機材の会社だ。コストパフォーマンスが高いことで話題となり、コンシューマーオーディオでもよく使われている。日本では「DAC1」がPCオーディオの定番機種の一つとして一時代を築いたほどだ。サウンドにおいてはニュートラルで透明感(トランスペアレント)ある音を目標として掲げている。

今回紹介する「HPA4」はリファレンスタイプのヘッドホンアンプで、プリアンプとしても機能する。Head-Fiなど海外フォーラムでも話題となった機種で、国内では7月17日よりエミライから発売されることとなった。

Benchmark「HPA4」(398,000円前後/税込)

低ノイズ/低歪み/大出力を実現するコア技術「THX-AAAテクノロジー」

Benchmark「HPA4」の大きな特徴は、アンプの中核技術として「THX-AAAテクノロジー」を採用していることだ。

「HPA4」のヘッドホンアンプ部には、中核技術として「THX-AAAテクノロジー」が採用されている

THX-AAAを開発したのは、映画の音響でよく知られているTHX社である。映画館に行くとドルビーとともにロゴが現れることでご存知の方も多いであろう。もとはルーカスフィルムの一部門としてスタートしたTHX社は、映画やAV機器の音響をチェックし基準を満たしたものにTHXの認証を与えている。

そのTHX社が自ら開発したオーディオアンプ用技術がTHX-AAA(Achromatic Audio Amplifier)である。THXと聞くと、重低音とかサラウンド音響効果を思い浮かべるかもしれない。しかしTHX社のLaurie Finchamという音響開発担当重役がオーディオマニアということもあってか、HiFiオーディオ寄りのところから開発がスタートした。これがHPA4を理解する上でもキーとなる。

HPA4の中核技術「THX-AAAテクノロジー」。その特徴と効果とは

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