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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第247回】

この想い Just for you!STAYホームな今こそ「SA700 LS Edition」でLUNA SEA「EDEN」を聴きまくる!

公開日 2020/06/04 07:00 高橋 敦
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閑話休題。
それらを聴き比べるとどうも、ステンレス筐体にはサウンドに「シャープでいて艶やかな音色」をもたらす傾向があるように感じられる。

そしてSA700の筐体材質もステンレス。キレ味は鋭くそして艶やかに輝くEDENのシングルコイルギターサウンドにぴったりだ!

それはド頭の「JESUS」でいきなり分かる。フレーズをサンプリング的に加工して使うことで無機質なエッジ感を強調したSUGIZOさんのリフ。そこに厚みとアクセントを加えるINORANさんのコードプレイ。SA700で聴くそれは、これまでに聴いてきたそれよりも何割か増しに鋭利で鮮明!それでいて不快に突き刺さるような鋭さにはなっておらず、気持ちよく鋭い!

そしてサビで炸裂するのは、音をステレオに振って印象を強める、これぞINOぺジオ。その音色の煌めきには、AKMチップ搭載かつステンレス筐体というSA700の持ち味が特に発揮されている。

「LAMENTABLE」はドラムスとベースのビートの強さも際立つ曲だが、ボーカルの裏で動き回るSUGIZOさんのギターフレーズの変態っぷり(際立つかっこよさ)ときたら。「BLUE TRANSPARENCY」のサビ裏のそれにも近いが、フレットレスギターまでもが導入されたこの曲はさらにハイパー!

SA700は、そのうねりの滑らかさも唸りの暴虐さも、存分に響きだしてくれる。唸りのエッジが甘くなって、うねりのスムースさばかりが目立ってしまうとこのリフのヤバさは表現しきれないが、SA700にそんな心配はない!完全なる変態(めちゃくちゃかっこいい)だ!

あなた(キミ)の描くLUNA SEAサウンドをBELIEVE!

満足だ!僕は満足だ!これぞEDEN!これが僕のEDEN!

……取り乱してしまった。そして結局マニアックな話ばかりしてしまった。
だが伝わってほしい!お気に入りのLUNA SEA作品を最高の音で聴きまくることは、取り乱しマニアックな話ばかりしてしまうほどに、素晴らしい体験なのだと!

さらに、合わせるイヤホンを変えてみることで、アルバムごとのサウンドやあなた(キミ)の音の好みにフィットさせていく沼、なんてのもある。例えば、復活後の重厚さを増したLUNA SEAサウンドには、Acoustuneブランドの真鍮ボディ採用モデル「HS1650CU」「HS1657CU」なんかをおすすめしたい。

迫力のミッドロー!Acoustune「HS1650CU」

またFitEar社のイヤーモニターの音作りには、例の杉山氏の助言も反映されているとのことなので、Astell&Kern+FitEarのコンビネーションもLUNA SEA的に強い!

しなやかなスケール感!FitEar「TO GO! 335」

……は!?またマニアックな話をしてしまっていた……だと!?

とにかく!
こんな日々の孤独な夜こそ目を閉じて心の扉をそっと開いてあなた(キミ)の描く最高のLUNA SEAサウンドを聴きまくり、再び巡り会うその時に爆発させる喜びを高めまくっておこうってこと!

I THINK I BELIEVE!

◇◇◇

高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。

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