<山本敦のAV進化論 第189回>

ソニーBRAVIAにアップルの技術・サービスが合体、どう便利になるか試した

山本 敦

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2020年04月23日
ソニーが4K液晶ブラビアの新しいエントリーモデル「X8000Hシリーズ」を発売した。アップルのAirPlay 2、HomeKitに対応するスマートテレビで何が便利になるのか、75型のX8000Hを借りて実験してみた。

ソニー「X8000H」でAirPlay 2&HomeKitを試した

ブラビアのプレミアムモデルに広がるAirPlay 2&HomeKit

アップルのAirPlay 2とHomeKitに対応するテレビは、2019年1月、米国ラスベガスで開催されたエレクトロニクスショー「CES」でLGエレクトロニクスとサムスンが初めて発表した。現在、日本国内ではLGとソニーが対応テレビを販売している。

ソニーのブラビアは、4K/HDR対応のプレミアムモデルを中心にAirPlay 2とHomeKitに対応している。2019年に発売された6つのシリーズもファームウェアアップデートによる対応を完了している。

AirPlay 2とは、iPhoneやiPad、Macなどアップルの機器からホームネットワークを経由し、対応デバイスにワイヤレスでアプリのコンテンツをキャストしたり、テレビなど映像機器の場合はデバイスの画面をそのままミラーリングできるよう、アップルが独自に開発した技術だ。

HomeKitは、アップルが独自に開発したスマートホームとIoTのためのフレームワークだ。iPhoneやiPadをはじめとするアップルのデバイスをハブにして、宅内に設置されたHomeKit対応のテレビや照明器具などスマート家電機器をワイヤレスで遠隔操作・管理できる。

アップルの音声アシスタントであるSiriも、このフレームワークに連動する。例えばiPhoneでSiriを起動してから、リビングルームにあるテレビの電源を声で操作しながら切り換えられる。

そしてソニーが発売したX8000Hシリーズは、新4K衛星放送チューナーを搭載する4K液晶テレビのエントリーモデルだ。4Kチューナーは2基を備え、外付けUSB-HDDを接続すれば放送の視聴と裏番組録画が同時に楽しめる。

ソニー独自開発による映像プロセッサー「HDR X1」を積んで画質のブラッシュアップにも意欲的に挑戦した。HDR信号はHDR10とHLGにドルビービジョンをサポート。内蔵スピーカーの強化により、テレビ単体でもドルビーアトモス対応のコンテンツを再生する際に迫力あふれるサラウンド再生が楽しめる。

ブラビアからユーザーのApple IDにリンクする

今回はシリーズ最大の75型モデル「KJ-75X8000H」を借りてテストを行った。AirPlay 2、およびHomeKitの操作感を試すため、iPhone 11 Pro、MacBook AirにApple WatchとHomePodも同じ部屋に集めた。

ブラビアでAirPlay 2とHomeKitに関連する機能を使うには、まず最初にユーザーのApple IDをひも付ける必要がある。ブラビアのホーム画面からデバイス設定に入るとリストに並んでいる「Apple AirPlayとHomeKit」から、ガイダンスに従って進めばセットアップは難しくない。HomeKitの設定が完了すると、iPhoneの「ホーム」アプリにユーザーが所有するデバイスとしてブラビアが表示される。

ブラビアをホームネットワークに接続してから「AirPlayとHomeKitの設定」に入ってApple IDとひも付ける

iPhoneで動画や音楽、写真などのコンテンツを再生してからAirPlayアイコンをタップ。コンテンツの送り先にブラビアを選ぶとすぐにテレビで再生が始まる。

QRコードを読み取るだけでブラビアをユーザーのHomeKit対応機器としてすぐに登録できる

大画面キャストや音声操作を試す

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