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ハイコスパ4K/HDRプロジェクターの決定版!高画質と便利の“良いとこ取り”、ViewSonic「X10-4K」レビュー

公開日 2019/12/20 06:40 折原一也
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4K/HDRの高画質映像をビビッドなタッチで引き出す

UHD BDレコーダーを接続して、その画質をチェックしてこう。映像モードとしては「明るい」「テレビ」「映画」「ゲーム」「ユーザー1」「ユーザー2」が用意される。

X10-4Kの画質をチェック

まずは部屋の照明を落とした状態。UHD BD版『アリー/スター誕生』から、「shallow」を初めてライブで披露するシーン。画面の隅までフォーカスの合った描写で、4K/HDRらしい鮮やかな映像だ。「映画」モードで鑑賞すると、やや赤色味が強いビビッド系だが、コントラストの表現、特に黒色はこの価格帯の4K/HDRプロジェクターとして十分な沈み込みを確保している。

同じくUHD BDで実写版『アラジン』のチャプター6、魔法の洞窟のシーンを鑑賞。こちらも洞窟内の暗さ、輝く財宝のコントラストが映える。ウィル・スミス演じるランプの魔神の青い肌の色乗りもリッチだ。チャプター8、アラジンがアリ王子としてアグラバーの街に戻る豪華絢爛なパレードの色彩も、明るい色調で再現してくれた。

画像設定メニューからは「輝度」「コントラスト」「色温度」「色調」「彩度」「シャープネス」「ガンマ調整」「カラーマネージメント」が調整可能。カラーマネージメントは赤、緑、青、シアン、マゼンダ、イエローなど原色それぞれに細かな追い込みが可能と、項目が豊富だ。映画用の映像設定としては「色彩」と「シャープネス」35程度まで下げると、より映画らしく落ち着いた描写になる。画像設定メニューは映像鑑賞中に立ち上げることができるため、実際に映像を見ながら理想の描写を追求していくことができる点でも面白い機種だ。

細かい画像設定に対応する点もX10-4Kの特徴だ

リビングのように照明を付けた状態の鑑賞では、輝度確保の観点から「明るい」モードがベースとして扱いやすい。まずは色の鮮やかさに影響する「彩度」を35程度に設定して、あとは「輝度」「コントラスト」の項目を部屋に合わせて調整していくと良い。

もう一つ、X10-4Kで映画を鑑賞していて気づいたのは、プロジェクター内蔵スピーカーのサウンドが素晴らしいということだ。8Wx2のユニットを本体左右に内蔵し、Harman/Kardonがチューニングを手掛ける。『アリー/スター誕生』の「shallow」では、歌声もバンド演奏もクリアで音楽的にも通用するサウンド。『アラジン』の派手な音でも、ワイドレンジで、パワーある低音を再現してくれた。プロジェクターではなくスクリーンから聴こえるような自然な音空間を作り出すのも見事。

オーディオモードは「映画」と「ユーザー」の2種類を用意。「ユーザー」設定ではイコライジング調整が行える

ちなみに、付属リモコンから「Bluetoothボタン」を押すと、本機とスマホをペアリングしてBluetoothスピーカーとして利用することも可能だ。この場合は画面投写がオフになるので、部屋を暗くして映画を鑑賞、見終わったら今度は明るくして、BGMを流しながら会話を楽しむといった使い方もできる。

総括して、ビューソニックのX10-4Kは、こちらの予想を遥かに越えてきたモデルだ。4K/HDR対応というスペックや画質の作り込みはホームシアタープロジェクターでありながら、設置の容易さ、Wi-Fiでネットコンテンツにアクセスする機能性、UIの作り込みは高性能なモバイルプロジェクターのトレンドを意欲的に取り込んでいる。それを、16万円前後の価格で実現したのは、大きなトピックだ。画質と機能性の揃った4K/HDRプロジェクターを探している人にオススメしたい。

(特別企画 協力:ビューソニックジャパン株式会社)

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