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1カメラ型/2カメラ型/360度型

いま買うべきドラレコはこれ! あおり運転対策にも、使ってわかったタイプ別ベスト9モデル

公開日 2019/08/21 06:00 会田 肇
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もう一つの360度型は、1台のカメラで周囲すべてを撮影できるタイプだ。ただ、360度にわたって撮影できるとは言え、カメラを取り付けた位置を中心とするため、フロントウインドウに取り付ければ、後方を撮影することは難しい。特にミニバンのような室内長が長いクルマの場合、後方撮影は期待しない方がいい。

一台で360度の映像をを捉えるドラレコも登場し始めている。写真はカーメイト「ダクション」DC5000。デュアルレック機能を使えば前方も鮮明に写せる

とはいえ、前方と左右を撮影することは可能なわけで、1カメラ型や2カメラ型では不可能な左右の状況も記録できるのは大きなメリットと言える。取り付け方法は1カメラ型と基本的に同じであるのもいい。

360度で撮影できるドラレコは、前方だけでなく左右方向の撮影もでき、側突などの状況までサポートする。写真はコムテック「HDR360G」で撮影

では、各タイプのドラレコはどういったモデルが良いのか、それぞれ3モデルをご紹介したい。

「1カメラ型」のオススメ3モデル

店頭に並んでいる機種で1万円前後の価格帯であれば、どの機種も一定の水準はクリアしている。気を付けたいのは、基本機能としてGPSを搭載している機種を選ぶべきだということだ。

前述したように、ドラレコはいざという時の証拠としても使われることがあり、その時の時刻がずれていれば、それだけで証拠能力は低くなってしまう。一方で、ディスプレイはあまりサイズにこだわる必要はない。ディスプレイは取り付け時のアングル確認と、走行後に映像の確認をするぐらいで、そう頻繁にディスプレイを見ることは少ないからだ。そうした観点で選んだベスト3が以下の機種だ。

昼夜を問わず、バランスのいい画質を見せたのがケンウッドの上位機「DRV-830」だ。ディスプレイにはドラレコ最大級となる3インチを採用。microSDカード用スロットは2つ用意し、リレー機能によりフルHDの約1.8倍の高解像度映像を長時間サポートする。分かりやすい操作系は初心者でも安心して使えるものだ。映像としての質感も高く、夜間は夜らしい雰囲気で映像を記録する。ドライブの思い出を残すには最適な一台としてオススメできる。

「DRV-830」

夜間で優秀な映像を見せたのが、ソニー製 “STRAVIS” CMOSセンサーを使うユピテル「SN-ST50c」。ダイナミックレンジが広く、暗所でも周囲を明るく捉えている。コンパクトな割に操作ボタンも大きめで、高剛性なブラケットとも相まって操作感も上々。輪郭がやや強調気味で映像品位こそイマイチながら、鮮明さという観点では高ポイントを与えてもイイと思う。メモリーカードのメンテナンスにもなるSDフォーマット機能も見逃せない。

「SN-ST50c」

台湾製のパパゴ「GoSafe S36G」はどの項目でも平均を超え、ドラレコとしてバランスの良さが際立った。映像は解像度はそれほど高くないものの、高コントラストでメリハリを感じさせるパパゴらしさを感じさせた。ノイズ感をあまり感じさせず、適度な黒レベルが映像の品位を高めている印象だ。使い勝手もメニューの階層が浅いために操作面で悩むことはほとんどなさそうだ。

「GoSafe S36G」

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