1カメラ型/2カメラ型/360度型

いま買うべきドラレコはこれ! あおり運転対策にも、使ってわかったタイプ別ベスト9モデル

会田 肇

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2019年08月21日
2018年は交通事故死亡者数が過去最低を記録したという嬉しい報告がある一方、痛ましい事故やあおり運転による迷惑行為が、毎日のように報道され続けている。その対策として有効とされているのがドライブレコーダー(ドラレコ)だ。

その人気は高く、店頭に行けば数多くの製品が並ぶ。その多さゆえに、どれを選べばいいのか悩む方も少なくない。そこで、ドラレコ選択の参考にしていただくべく、タイプ別にまとめてみた。なお、採り上げた機種は基本的にカー用品店で買えるものを対象としている。

ドラレコの機能って?

そもそもドラレコとはどんな機能を持っているのか? 交通事故はどれだけ気を付けていても、いつ自分に降りかかってくるかは分からない。そんなまさかの状況を映像と音声のデジタルデータとして記録してくれるのがドラレコだ。当初はタクシーなど業務用途が中心だったが、徐々に価格低下が始まっていたところへ “あおり運転” に関する報道が繰り返され、それをきっかけに一気に普及が進んだのだ。

ドラレコは走行中の映像を常に記録し続け、衝撃を感知するとその前後の映像ファイルを自動的に保存。写真はJVCケンウッド「GC-DR20」

ではユーザーは、ドラレコにどんな効果を期待しているのか。それは事故発生時の状況を、データできちんと裏付けてくれることだ。特に自分に不利益が発生しそうな状況下では、ドラレコのデータがあるかないかで大きな違いが出てくる。いわばドラレコはデジタルデータによる “証言” をしてくれるマシンでもあるのだ。

対向車や横から出てくるクルマの様子など、自車の周囲で発生するアクシデントを映像と音声で記録して保存してくれるのがドラレコ最大の役割

もう一つの装着理由の上位にあるのが、あおり運転に対する抑止効果である。ドラレコを装着していることを外部へ訴えることで、第三者に対してあおる行為を少しでも控えてもらおうというのだ。

その他、ドラレコを装着したことで自らの運転を正そうという意識も働く。そうなれば結果として安全運転の促進にもつながるだろう。また、駐車中の防犯対策やドライブの思い出記録など様々な使い方もドラレコから生まれている。

ドラレコの構造はどうなっている?

走行中の状況を映像と音声で常時記録するのがドラレコ最大の役割だ。データを記録し続ければ当然、メモリーがデータでいっぱいになってしまうが、ドラレコでは古いデータから順番に上書きをしていく。また、衝撃を感知するジャイロセンサー(Gセンサー)を備え、その前後のデータは上書きしないようロックをかける機能も合わせ持つ。これによって、ドラレコは “証言” としてのデータを残しておけるというわけだ。

レンズの画角もデジカメに比べるとかなり広い。フロント用ではウインドウいっぱいを撮影できる広さで撮影して記録することができるほど。また、ドラレコは常に直射日光にさらされる場所に取り付けられるため、耐熱/耐振構造になってもいる。

ドラレコで撮影した映像はモニターすることもできるが、走行中は安全を考慮してOFFにしておくことが好ましい。写真はJVCケンウッド「GC-DR20」

なお、センサーの画素数は500万画素以下のものがほとんど。これは最新のスマホよりもかなり少ないが、過酷な状況に耐えるセンサーを選んで搭載しているためだ。動画はフルHD記録でも207万画素あれば済むので、ドラレコの機能としてはそれで十分なのだ。

速度規制や車線逸脱、先行車発進などの情報を告知してくれる機能を搭載する機種も増えているが、精度は低く、性能に過大な期待はしない方がいい

センサー性能の向上でドラレコの暗所での撮影能力が急速に上がっている。写真は駐車場の薄明かりのみで撮影したカロッツェリア「VREC-DZ700DLC」で撮影したもの

GPS機能は大半の機種に装着される。常に位置情報をデータ内に保存できるうえ、正確な時刻を記録するのにも役立つ。正確な時刻の記録は “証言” として重要であり、中級機以上はほとんどが搭載している。

スマートフォンと連携可能なドラレコでは、PCなしでもデータ保存が可能になる。スマートフォンとの接続時には時刻補正も行える

GPS機能付きドラレコなら、データに収録した位置情報を元にPCビューワーで地図情報との連携が可能になる

ドラレコにはどんなタイプがある?

市場に出ているドラレコを大きく分けると、「1カメラ型」「2カメラ型」「360度カメラ型」の3タイプがある。

1カメラ型は1台のカメラで前方のみを捉えられるタイプで、ドラレコの基本形と言ってもいいものだ。取り付けは電源をシガーライターソケットから取ることを前提にすれば、誰でも簡単に行える。カメラのアングル設定も大半のドラレコがモニターを備えているため、作業そのものは初心者でも10分もあれば終了するだろう。

2カメラ型は1カメラ型の本体に加え、リア用あるいは車内用カメラを組み合わせる。車内用カメラは主としてタクシーなどでの用途に使われ、一般ユーザー向けにはリア用カメラを組み合わせる場合がほとんどだ。そのため、カー用品店で売られている製品は「フロント+リアカメラ」の組み合わせが中心となる。

カーナビと連携できるドラレコは高価だが、見やすさや使い勝手で魅力だ。写真はケンウッドのナビ連携型2カメラドライブレコーダー「DRV-MN940」

カメラをリア用として使えば、後続車の監視に使うことができる。これが “あおり運転” に対して有効とされ、人気が高まっている一つの要因だ。ただ、リア用を組み合わせる2カメラ型は取り付けの手間がかかる。

リア用はリアウインドウ付近に取り付けるが、そこからフロントに取り付けた本体までケーブルを引き回さなければならないのだ。一般的にはルーフを通すことが多いが、そのためにはルーフをある程度まで剥がす必要がある。作業に自信がない方は、迷わず購入店に依頼することをオススメする。

オススメのドラレコを一挙に紹介!

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