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PCモニターのHDR規格を体験

高画質モニターの目印! 「DisplayHDR」対応のLG液晶モニター、何がどうすごいか徹底検証

公開日 2019/06/07 08:00 鴻池 賢三
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規格資料は、バックライトのグローバルおよびローカルディミングに言及しているが、これは必須というよりも、現在の液晶モニター技術を考慮したものである。使用する液晶パネルのネイティブコントラストは995:1以上を条件とし、ディミング機能を併用して各グレードの輝度規定を満たせばOKということになる。

例えば、「DisplayHDR 600」なら、白600cd/m2以上で黒を0.1cd/m2以下、動的コントラストとして6000:1以上を確保できれば良いと読み取れる。ほか、映像処理は10bit以上でドライバーを加味した実表示は8bit以上、信号入力から表示(黒から白)への応答速度はローカルディミングも含めて8フレーム以内といった規定も盛り込まれている。

資料を読み解くと、350cd/m2が最大水準だったCCFL時代に比べると、400cd/m2はHDR映像で安心できる水準で、LEDの功績も感じる。また、色域や色深(ビット)の規定もダイナミックレンジの広いHDR映像の良さを体験するには重要な項目といえる。総じて、「DisplayHDR」は、高品位なHDR映像体験を約束してくれる目印として重宝しそうだ。

DisplayHDR 600/400に対応したLGエレクトロニクスの4Kモニター2モデル

今回視聴した「32UL950-W」は、「DisplayHDR 600」認証を受けた4K(3,840×2,160)解像度の31.5インチモデル。独自の「Nano IPS」液晶パネルは、RGBカラーフィルターを用いる液晶パネルで、光源の黄色からオレンジにかけての余計と言える波長帯域を吸収し、ピュアな発色と広色域を実現する。

DisplayHDR 600対応の「32UL950-W」

DCI-P3カバー率は98%で、「DisplayHDR 600」の要件である同90%を上回っている。ほか、HDMI、DisplayPort、Thunderbolt3といった豊富なインターフェイス、内蔵スピーカー、高さとチルト角が容易に調整できる機構、ハードウェアキャリブレーション対応など、充実した内容となっている。

次に「27UL850-W」は、「DisplayHDR 400」対応でsRGB(BT.709)カバー率99%の27インチモデル。HDMI×2、DisplayPort、USB Type-C端子を搭載し、内蔵スピーカーやハードウェアキャリブレーション対応など、こちらもなかなかの多機能を誇る。

DisplayHDR 400対応の「27UL850-W」

主にHDMI/DisplayPort入力を備え、USB Type-Cなども搭載

4K HDR映像で画質を比較。小画面ならテレビにも匹敵する

視聴では参考までに、DisplayHDR認証を受けていないものの、HDR 10には対応する4K・27インチモデル「27UL550-W」(300 cd/m2/sRGB 98%/10.7億色表示)も用意。「DisplayHDR 600」対応の「32UL950-W」、「DisplayHDR 400」対応の「27UL850-W」、HDR 10対応の「27UL550-W」の3台で比較しつつ実施した。

「27UL850-W」はHDR10準拠の4Kモニターだ

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