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ドルビービジョン+アトモスの威力は?

「アベンジャーズ/エンドゲーム」観るならドルビーシネマが熱い? IMAXと比較した(後編)

公開日 2019/05/09 06:30 永井光晴
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ドルビーアトモスはクライマックスの迫力に差

続いて、音声技術であるドルビーアトモスにも振れていこう。AVマニアでなくとも、サラウンドという言葉は聞いたことがあるだろう。観客(視聴者)を取り囲むようにスピーカーを並べて、5.1chなどでセリフや効果音を鳴らすお馴染みの手法である。

その最新フォーマットであるドルビーアトモスは、オブジェクトベース・オーディオの一つ。音をオブジェクトとして定義し、座標情報をもたせておき、その移動情報と再生するスピーカーの数や大きさに合わせてレンダリング(生成)を行うのが特徴だ。

従来のサラウンドシステムではフロント、センター、リア、サラウンドといったチャンネルの役割があったが、その概念自体がない。音場再現も、従来の水平方向に天井スピーカーが加わることで、垂直方向の立体感もきめ細かく再現できる。

一方のIMAXシアターは、いつものオープニングのIMAXカウントダウンで圧倒されるかもしれないが、既存のチャンネル概念を持った方式である。

『エンドゲーム』の通常2D版や4D系、IMAXで言えば、主要な音がスクリーンに張り付いて感じる。サラウンドはサイドとリアに加えて、IMAXにはリア上部もあるので、従来のサラウンドなら十分にして効果的だが、ドルビーシネマに比べると、音が上下方向に広がりきらない印象となる。

キャプテン・マーベルによって救出された宇宙船が地球に帰還するシーンで、ほんとうに真上から宇宙船が降りてくるのがドルビーアトモスである。この音場感はクライマックスで再登場するキャプテン・マーベルの迫力シーンで、大きな差となって表れる。

キャプテン・マーベルによって救出された宇宙船が地球に帰還するシーン



前後編に渡って、かなりの長文で『エンドゲーム』の上映情報についてお伝えしてきたが、もちろん感想の部分は、筆者の主観である。お住まいの地域によって鑑賞できるバージョンもある程度限られてしまうだろうが、もしいくつかのバージョンを選択できるようであれば、鑑賞の参考にしていただけたら幸いだ。

(C) 2019 MARVEL

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