デザインだけでなく、パフォーマンスも向上
全世界26ペア限定、アヴァンギャルド創立26周年記念モデル「TRIO LUXURY EDITION 26」を聴く
鈴木 裕
2019年02月01日
2017年に創立26周年を迎えたドイツ・Avantgarde(アヴァンギャルド)社から、それを記念した限定モデル「TRIO LUXURY EDITION 26」が、全世界で合計26システムのみ限定生産された。外観やパーツ類に特別なものを採用し、26周年を記念するに相応しい優れた高音質を獲得したという限定モデル、その1台が日本に上陸。本記事ではそのサウンドを紹介する。

「TRIO LUXURY EDITION 26」ステンレス:1,200万円/ペア(税抜)/ゴールド:1,480万円/ペア(税抜)※ホーンのカスタムカラー指定は追加700,000円
アヴァンギャルドの目指すもの
■最高峰のスピーカーに挑み、大きな進化を遂げてきた
ドイツのスピーカーメーカー“アヴァンギャルド”の目指しているものは明確だ。「今日望みうる最高峰のスピーカーを作ること」。そして、そのキーテクノロジーがホーンの採用である。古くて新しい技術だが、スフェリカルという美しい曲線を持ったホーンが再生音の肝である。
それは1991年のスタート時から変わらないが、次第に成熟し、現在はXDと名づけられた世代に進化している。高いハイファイ性能を獲得しつつ、そのユニークな他では聴けない再生音の世界を深めている。そんな中で注目のスペシャルモデルが登場している。
最近としては、UNO XDとDUO XDに、ピアノブラック仕上げのエンクロージャーを採用した「BLACK EDITION」が登場して話題を呼んでいる。ホーンカラーについては通常モデルと同じく、標準の10色+オプションの中から選べるため、美しい光沢のピアノブラック仕上げとのコントラストに悩ましい選択を迫られる。トレードマークともいえるモダンクラシカルなデザインが、さらに映えるスペシャルモデルと言えそうだ。
そして、もう一つの特別バージョンが、全世界で26セットという「TRIO LUXURY EDITION 26(トリオ・ラグジュアリー・エディション 26)」の存在だ。基本的なカラーとしてステンレスとゴールドの2色から選ぶことになるが、この2色合わせて全世界で26セットだけの、アヴァンギャルド社26周年を記念した特別モデルだ。ホーンは標準の10色から選べるし、さらに自分の好みのカスタムカラーも指定できるので、世界で一つだけの仕様というプレミアム度は高くなる。
本機の概要と従来機との違い
■仕上げと共に素材も変更され、パフォーマンスも確実に向上
言うまでもなくアヴァンギャルド社のフラッグシップは、TRIO XDとBASSHORN XDの組み合わせだ。実際にそのセットを体験すると、まずその実際のサイズに驚かされ、次に訴えてくる存在感の高さに魅了され、最終的に再生音を聴くに及んで、その世界の大きさに圧倒されることになる。
しかも、TRIO LUXURY EDITIONは単に仕上げが違うだけでなく、さらに再生音のクオリティを上げる素材の変更等も行われているのが大きな特徴だ。モータースポーツでもオーディオの世界でも“基本は一緒”という言葉は、“細部は違う”ということを意味するし、素材の変更はパフォーマンスに直結する。

「TRIO LUXURY EDITION 26」ステンレス:1,200万円/ペア(税抜)/ゴールド:1,480万円/ペア(税抜)※ホーンのカスタムカラー指定は追加700,000円
アヴァンギャルドの目指すもの
■最高峰のスピーカーに挑み、大きな進化を遂げてきた
ドイツのスピーカーメーカー“アヴァンギャルド”の目指しているものは明確だ。「今日望みうる最高峰のスピーカーを作ること」。そして、そのキーテクノロジーがホーンの採用である。古くて新しい技術だが、スフェリカルという美しい曲線を持ったホーンが再生音の肝である。
それは1991年のスタート時から変わらないが、次第に成熟し、現在はXDと名づけられた世代に進化している。高いハイファイ性能を獲得しつつ、そのユニークな他では聴けない再生音の世界を深めている。そんな中で注目のスペシャルモデルが登場している。
最近としては、UNO XDとDUO XDに、ピアノブラック仕上げのエンクロージャーを採用した「BLACK EDITION」が登場して話題を呼んでいる。ホーンカラーについては通常モデルと同じく、標準の10色+オプションの中から選べるため、美しい光沢のピアノブラック仕上げとのコントラストに悩ましい選択を迫られる。トレードマークともいえるモダンクラシカルなデザインが、さらに映えるスペシャルモデルと言えそうだ。
そして、もう一つの特別バージョンが、全世界で26セットという「TRIO LUXURY EDITION 26(トリオ・ラグジュアリー・エディション 26)」の存在だ。基本的なカラーとしてステンレスとゴールドの2色から選ぶことになるが、この2色合わせて全世界で26セットだけの、アヴァンギャルド社26周年を記念した特別モデルだ。ホーンは標準の10色から選べるし、さらに自分の好みのカスタムカラーも指定できるので、世界で一つだけの仕様というプレミアム度は高くなる。
本機の概要と従来機との違い
■仕上げと共に素材も変更され、パフォーマンスも確実に向上
言うまでもなくアヴァンギャルド社のフラッグシップは、TRIO XDとBASSHORN XDの組み合わせだ。実際にそのセットを体験すると、まずその実際のサイズに驚かされ、次に訴えてくる存在感の高さに魅了され、最終的に再生音を聴くに及んで、その世界の大きさに圧倒されることになる。
しかも、TRIO LUXURY EDITIONは単に仕上げが違うだけでなく、さらに再生音のクオリティを上げる素材の変更等も行われているのが大きな特徴だ。モータースポーツでもオーディオの世界でも“基本は一緒”という言葉は、“細部は違う”ということを意味するし、素材の変更はパフォーマンスに直結する。
関連記事
-
KEFのエッセンスを凝縮、今あらためて知りたい「Q350」「LS50 Wireless」の実力
2018年12月07日 -
エソテリック「N-03T」を聴く ー ファイル送り出しに特化して音楽の臨場感まで再現
2018年12月17日 -
JBLの新定番スピーカー「4312G」レビュー。モニター的だが懐も深い、限定機と最新機の「良いとこ取り」
2018年12月26日 -
超重量級メカと独自DACで究極のその先へ。エソテリックのセパレートプレーヤー「Grandioso P1X/D1X」を聴く
2019年04月12日 -
買って後悔なしの「ペア10万円以下スピーカー」はこれだ! 本命13機種を一斉レビュー(前編)
2019年04月18日 -
ペア10万円以下スピーカー一斉テスト(後編) ベストバイ決定! B&WやJBLなどの実力機が登場
2019年04月23日 -
オーディオに“デザインの価値”が問われる今、「PATHOS/chario」はなぜ評価されるのか。インテリアのプロが分析
2019年06月03日 -
究極のデジタル機から、アナログ再生への回答 − エソテリックの旗艦トラポ&DAC「Grandioso P1X/D1X」を聴く
2019年07月05日