10月26日発売

「iPhone XR」レビュー。XSやXS Maxと肩を並べる完成度、廉価機でも下位機でもない

山本敦

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2018年10月23日
9月21日に発売された「iPhone XS」「iPhone XS Max」に続き、アップルが2018に投入する3台目のiPhone「iPhone XR」が、いよいよ10月26日に発売される。iPhone XRの速報インプレッションをお届けしよう。

2018年にアップルが発売する3台目のiPhoneは、6.1インチの液晶ディスプレイを搭載する「iPhone XR」だ

廉価機ではない、れっきとしたハイエンドモデル

iPhone XRはiPhone XS/XS Maxと多くの共通した特徴を持っている。一時期は、iPhone SEに代わるエントリークラスのiPhoneを発売するのでは、という噂もあったが、このiPhone XRは価格面、そして性能面においても、れっきとしたハイエンドモデルである。

画面サイズは6.1インチで、ディスプレイには有機ELではなく液晶の「Liqiud Retina HD」を採用した点がiPhone XS/XS Maxとの大きな違いだ。本体のサイズもiPhone XSとXS Maxのちょうど中間程度になる。

ディスプレイについて公開されている情報を補足しておくと、解像度が1,792×828ピクセル、画素密度は326ppiとなっており、単純に比べるとRetina HDディスプレイを搭載するiPhone 8 Plusよりも解像度は低い。画面の標準コントラスト比はiPhone 8と同じ1,400対1。HDRには非対応だが、一方で広色域規格「DCI-P3」のカバーや625カンデラの最大輝度は、iPhone XSシリーズと同じだ。

画面をぐっと押し込んで使う「3D Touch」には非対応だが、例えばコントロールパネルのアイコンをホールドし続けると、3D Touchと同じ“ククッ”という触感が返ってきてメニューが開く。ロック画面からカメラ/LEDフラッシュのアイコンをホールドしても同じ操作ができる。本体に内蔵するTaptic Engineを使って、一部のアイコンメニューについては、3D Touchと同様の使い勝手をキープしているというわけだ。そのほか、画面の色温度を環境光に合わせながら自動調節するTrue Toneディスプレイも備えるなど、機能面で抜かりはない。

背面のメインカメラは、iPhone XS/XS Maxと違ってシングルレンズになる。F値は1.8だ。

メインカメラはシングルレンズ。なのにダブルレンズのiPhone XSシリーズに肩を並べる画質と機能を揃えた

iPhone XSシリーズと同じ、受光面積を広く取った新開発の12MPイメージセンサーも搭載。デジタルズームは最大5倍対応だ。明るく自然な色合いを保った写真撮影を可能にするスマートHDRや、暗い場所でも鮮明な動画撮影をサポートする光学式手ブレ補正も搭載している。ほかにも、後ほどハンドリングするが、シングルカメラでもボケ味を自由に調整できるポートレート撮影が楽しめる。ちなみに、ポートレートモードは5つのライティング効果から選択できる。

フロント側のTrueDepthカメラのスペックはiPhone XS/XS Maxと同じなので、詳細は割愛するが、Face IDによる画面ロック解除がiPhone XSシリーズと同様に、iPhone Xよりも高速化されており、素速く認証されるのが心地よい。

iPhone XS/XS Maxとはまた違ったプレミアム感

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