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ただし一点だけ問題も

【レビュー】iOS 12でついに対応、「GoogleマップでCarPlayカーナビ」がかなり使える!

公開日 2018/10/15 06:00 編集部:風間雄介
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ナビゲートされたルートをわざと外れ、リルート性能も確かめてみる。このときの動作も精度が高い。しばらくは元のルートに戻そうとするが、何度か無視すると新たに効率的なルートを案内してくれる。通常のナビと同じような挙動を眺めていると、これがタダで使えるというのは良い時代になったな、としみじみ感じた。

リルートの動きも自然だ

「あと300フィートで右折です」

一方で、致命的な問題も残っている。音声ガイドの距離の単位が、なんと「フィート」や「マイル」なのだ。「あと300フィートで右折です」「あと4分の1マイルで左折してください」などとガイドされても、日本人としては感覚が掴みにくい。画面表示はメートル表記なので、なぜこんなことになるのか不思議でならない。

画面上は「40m」とメートル表記なのだが、なぜか音声ガイドは「フィート」になる

スマホアプリで見ると、設定の「距離の単位」が「自動」になっていたので、これを「キロ」にしてみたが、音声ガイドはフィートやマイルのままだった。iOS側のCarPlayの設定も見てみたが、特にこれに関する設定は見当たらなかった。

仕方ないのでそのままにして、「1フィートが約30cmだから、300フィートはだいたい90メートルだな」「4分の1マイルってだいたい400mだよな」などと考えながら、しばらく運転していたら、いつの間にか慣れ、しっくりくるようになってしまった。人間の適応力が上回ったというべきか。…まあ、これほど分かりやすい問題点もないので、近いうちに修正されるだろう。※その後のアプリアップデートで、キロメートル単位で音声ガイドするように修正されました。2018年10月28日追記



Google マップがついにCarPlayで使えるようになった。マイル・ヤードの音声ガイド、ルート候補がまだ少ないなど、もう少し頑張って欲しいと思うところはあるものの、大きな前進であることは間違いない。特に目的地の検索は、通常のカーナビよりもはるかに楽だし、使いやすい。Google マップによって、CarPlayそのもの、そしてCarPlay対応機器の価値が高まったことを実感した。

アップルも純正地図アプリの改良を引きつづき行っているが、機能的にも見やすさの面でも、Google マップの方がまだまだ上だ。今回のCarPlayへの対応を機に、ナビ機能の本質的な部分が進化したら、ますます使いやすくなるはず。引きつづき注目していきたい。

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