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驚くほどの臨場感

この首掛けスピーカーがすごい! 音楽も映画もOKの万能モデル、JBL「SOUNDGEAR」レビュー

公開日 2018/07/11 08:00 編集部:風間雄介
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スマホで試したのは、音ゲー「アイドルマスター シンデレラガールズ」(デレステ)とバトルロワイヤルFPSの世界的大ヒットゲーム「PUBG MOBILE」だ。

まずデレステでは、女性声優の声が耳元で囁かれているように聞こえるため、思わず恥ずかしくなってくる。それだけ臨場感があるということだ。ライブパートを遊んでみても、ディレイを感じることなく快適にプレイできた。

PUBGでは、遠くに聞こえる銃声、近くの爆発音、はたまた敵の足音など、音源の遠近や質感を的確に再現する能力を実感できた。FPSは瞬時の判断が求められ、音も重要なポイントになるのだが、SOUNDGEARはそれらのディテールをしっかりと描き出す。

仕事をしながら、家事をしながら…「ながら使い」にも最適

ここまでは静かな環境で、コンテンツに集中してSOUNDGEARを使っていた。続いて、何かをしながらSOUNDGEARを使った際の感想も書いてみたい。

まずは仕事をしながら使ってみた。Macで原稿を書きながらSOUNDGEARを使ってみたが、この場合、ほとんど上半身が動かないため、静止した状態で聴くのとほとんど変わりない。耳をふさぐ圧迫感がなく、音楽を良い音で楽しめるのは素直に嬉しい。

自宅で仕事をしながら音楽を聴くのに最適だと感じた

だが先述の通り、周りへの音漏れはある。自分が聞いている音は、基本的にある程度近くの人へ伝わっていると思った方が良い。

また一定以上の音で音楽を聴いていると、周りの人の声が聞こえにくく、会話はしづらい。こういった特徴から、チームで仕事をするシチュエーションにはあまり向いていない。逆に自宅などで、一人で仕事に没頭したいときには、その能力を存分に発揮してくれるだろう。

続いて、家事をしながらの音楽再生を試してみた。具体的には、皿洗いをしながらSOUNDGEARを使ってみたのだが、これがものすごく快適だった。

皿洗いのような非生産的な作業も、好きな音楽を聞きながらだと捗る。せっかくなので英語の勉強をしてみようと、滅多に聞かない英語ニュースのPodCastなどを再生。ボーカル帯域がはっきり出るため、細かな発音の違いも聞き取りやすい。これなら語学学習にもバッチリ活用できそうだ。もちろん皿洗い以外の掃除、洗濯など、ほかの家事にも有用だろう。

家事も良い音を楽しみながら行えば苦にならない

一方、実験する前は行けそうだと思ったものの、実際に使ってみたら難しそうと思ったのは、自転車に乗りながらの使用だ。小音量なら問題ないが、ある程度ボリュームを上げると周囲の音が聞こえづらくなる。安全上の理由からあまりおすすめできない。



SOUNDGEARをいろいろなシチュエーションで試してみた。音楽、映画、ゲームなど様々なコンテンツを、首に掛けるだけで大迫力のサウンドで楽しめる。本当に驚くほどの万能さである。

これで2万円程度というのは、はっきりいって非常に手頃だ。ワイヤレスヘッドホンとサウンドバーを別々に買ったら10万円近く、あるいはそれ以上の出費になる場合も多いが、本機ならば2万円でその「いいとこ取り」ができる。買い物検討リストの一つに加えて間違いない逸品だ。

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