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スマホ生活に音声通知を採り入れる

Bluetoothイヤホン+スマホ “音声読み上げ” アプリが便利! パイオニアの最新モデルで試す

公開日 2018/05/16 08:00 山本 敦
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本体には8mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載。BluetoothのオーディオコーデックはAACとSBCをサポートしている。NFCにも対応しており、多くののAndroidスマホとワンタッチで簡単にペアリングできる。

ハウジングはアルミニウム製で、強力な磁石を内蔵したドライバーを搭載。ケーブルにはスライダーが設けられ、左右をまとめることもできる

SE-C7BTの内蔵バッテリーは最大7時間の連続通話に対応している。電源をオンにしたまま耳に掛けていても、音楽を聴いていなければ7時間以上は1度の充電でバッテリーが持ちそうだ。オフィスでの仕事中、あるいは屋外でも身に着けたままにしておけば、スマホ画面を見なくても通知に素速く反応できる。

再生/停止、音量調節などのボタンはネックバンドの左側面にあたる部分に内蔵する

パイオニアブランドのイヤホンらしく、素直でフラットバランスなサウンドも本機の特徴だ。中域のこもりがなく、ざらつきのないクリアなボーカルが楽しめる。細かいニュアンスの再現力にも富んでいる。ジャズのピアノトリオではそれぞれの楽器の音が色づけなく自然に再現される。定位感も鮮やかだ。音の立ち上がりがスムーズで余韻もきれいに伸びる。

筐体はコンパクトなのに、アップテンポなロックを聴いてもしなやかで芯の強いビートを心地よく聴かせてくれる。低音は分厚い量感で勝負するタイプのイヤホンではないが、切れ味がよくタイトなサウンドがEDMやポップスの楽曲によくマッチした。

イヤホン単体だけでなく、アプリと連携することでさらなる使い勝手が得られる



いまは「スマホは指でタッチしながら操作するもの」という感覚を多くの人が持っていると思うが、Notification Appのように「音」による快適なユーザーインターフェースを実現するサービスが普及してくると、スマホ画面に目を落とす時間が短くなってくる手応えが感じられた。

歩きスマホの解決にももちろんつながりそうだし、音声インターフェースを活かした、モバイル端末によるコミュニケーションとエンターテインメントの新しい楽しみ方がここから生まれそうな期待を抱かせてくれるアプリだ。

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