[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第202回】恒例企画!「ポタ研2018冬」で見つけた “高橋敦的” 注目アイテムランキング

高橋 敦

前のページ 1 2 3 次のページ

2018年02月16日
イベント全体の把握は編集部レポに任せて、独自に!勝手に!注目ポイントを選出していく、本連載恒例のオーディオイベントレポ。今回は2月10日に開催された「ポタ研」からの超個人的ランキングをお届けさせていただく。

さて、当日夜には花澤香菜さんコンサート、山崎エリイさんコンサート、豊田萌絵さん番組イベントと怒涛のイベ被り状態。ポタ研後にどこに向かうかに悩みまくった方も少なからずだろうが、こちらのランキングの選出もまた悩ましいものであった。

ポタ研は大手の大きな発表の場になることはあまりないが、そもそもの成り立ちからしても、趣味性という点においてはヘッドフォン祭よりも密度が高い。どのブースも濃い口なので紹介内容を絞り込むのにも苦労するのだ…。

【第5位】真空管+メーターというロマン!A2P「TUR-08」

そんな中から最初に紹介するのはこちらの真空管搭載ヘッドホンアンプ、ANALOG SQUARED PAPER「TUR-08」。今回の新製品というわけではないが、実は前々から気になっていた。

メーター……しゅき……

よりポータビリティの高いモデルやミニスピーカー向けアンプなどもラインナップ

回路構成としては、真空管プリアンプ+パワートランジスタバッファーアンプ。後段の強力さによって開放型や平面駆動型のハイエンドヘッドホンも十分に駆動。BTL出力(バランス駆動)XLR端子も搭載。

そしてルックスが、好きすぎる!メーター!メーター!

しかもそのメーター、雰囲気作りのためだけに搭載されているわけではない。インプット端子の下に用意されているノブで真空管プリ段のゲインを調整できるのだが、そのプリ段の増幅具合をこのメーターの針で確認しながらセッティングを追い込める。

真空管プリのゲインで「真空管のおいしいところ」を狙い撃ち!した上で、最終的なボリュームノブで聴きやすい音量に整えるというのがこのアンプの使いこなし。そのセッティングをアシストするのがこのメーターというわけだ。ルックスも使い方も趣味性が高い!

なお、KORGがキット専門ブランド「Nu:Tekt」を立ち上げ、新世代真空管「Nutube」を軸とした製品を参考展示していたことも、真空管界隈での見所だった。

参考展示のポタアンキット。長方形のガラス窓のようなパーツが話題のNutube

こちらはギター用オーバードライブキット。トランジスタかFET、オペアンプも使われているが、肝心の「歪み」を生成する役割はNutubeが主になっているとのこと

【第4位】デスクトップシステム完成!「ACRO S1000」

これまでも注目してきたAstell&Kernのデスクトップ向けDAC/ヘッドホンアンプ&スピーカーアンプ「ACRO L1000」。しかしそれを紹介するとき付記していたのが、「デスクトップサイズでハイクオリティなスピーカーは選択肢が多くない。このアンプにフィットするスピーカーを見つけるのには苦労するかも」というところだったのだが……

さすがAK!そのスピーカーをACROシリーズとして自前で出してきてくれた。「ACRO S1000」だ。

中央のでっかいボリュームノブみたいなものがACROシステムの核となるACRO L1000

そしてスピーカーがこちら、ACRO S1000

音は確認できていないので、そこの評価はまたの機会とするが、しかし印象は良好。デスクトップ設置に無理のないコンパクトさでいて、手にしてみるとずっしりとくる重厚頑強なアルミ筐体。

そして「なるほど」と思わされたのがツイーターの配置だ。このスピーカーのトゥイーターはハウジングの左右に少し寄せたところに配置されている。なので、写真の展示のようにそれぞれが外側に寄るようにセッティングすれば、デスクの幅が狭い場合でも左トゥイーターと右トゥイーターの間隔を最大限に確保できる。

逆にそれと左右を入れ替えれば左右トゥイーターの幅を狭めるようにもできる。空間表現の調整に利用できるはずだ。デスクトップ設置においてのセッティングの柔軟性に配慮した、気の利いたデザインと言える。

第3位は“地味に嬉しい”変換ケーブル

前のページ 1 2 3 次のページ

関連記事