10Wスピーカーも内蔵
人気プロジェクターが今年も進化、エプソン「EH-TW5650」の画質はどれだけ向上したか
折原一也
2017年10月02日
エプソン“dreamio”シリーズでも人気の高い、エントリークラスのフルHDプロジェクターに新たなラインナップが加わった。実売価格10万円を切る小型・単焦点路線の「EH-TW650」と、ワンランク上のモデルとなる「EH-TW5650」だ。今回はホームシアターファンの本命モデルとなるEH-TW5650の実力を検証していこう。
EH-TW5650は豪華・多機能だ。3LCD方式で0.61型ワイドポリシリコンTFT液晶による解像度1,920×1,080ドットのフルHDのスペックを継承しつつ、ランプ輝度を2,200ルーメンから2,500ルーメンへと更に向上。コントラスト性能も35,000対1から60,000対1へとアップさせた。
リビングシアターで使う際の設置性の良さも“dreamio”の強みで、エントリーながら1.6倍のマニュアルズーム/フォーカスに加え、新たに縦レンズシフト機能も搭載。「EH-TW5350」で搭載された斜め位置から投写できる「ピタッと補正」も健在。設置性なら、安心のエプソンだ。
本体内蔵スピーカーも10Wへと強化され、Bluetoothスピーカー接続も対応。Wi-Fi/Miracastでスマホ連携まで揃う、まさしくオールインワンとも呼ぶべき仕様だ。
●映画『ラ・ラ・ランド』は、リビングでも暗室でも抜群の色彩を表現
実際にBD映画を再生してEH-TW5650をチェックしてみると、画質にも力の入ったエントリーという位置づけがよく分かる。
映像モードの選択肢は「ダイナミック」「ブライトシネマ」「ナチュラル」「シネマ」の4種類。今回はこれらの設定をリビングを想定した明るい部屋、シアタールームを想定した暗室で切り替えながら視聴した。
まずは明るい環境から、映画『ラ・ラ・ランド』のBDで、映像を「ブライトシネマ」の設定で画質をチェックしてみる。フルHDの入門プロジェクターとしては、予想以上にニュートラルな色調と十分な高精細な画質だ。オーディションシーンから始まるチャプター2では、ミアの着ている服と室内のブルーの色調精緻なタッチで描き分けるし、色彩豊かな屋内のダンスシーンを見てもRGBの各色の洋服の質感も感じ取れるほど。
画面に映る夜空では一画面内の黒色の表現力を発揮し、チャプター後半にある赤色の室内のシーンでは濃厚な赤色と共に画面全体の陰影の表現、照明の落ちるシーンの色彩の肌色のバランスも整えつつ描く。チャプター2の最後にある花火の打ち上げは、持ち前の高輝度も発揮と、表情豊かな映画の映像を余すことなく再現してくれた。
他にもチャプター11のライブシーンを見ても、ステージを照らすスポットライトの難しいシーンも、暗部の浮きを抑えつつも、ステージの広がりをコントラスト感で表現。照明がフラッシュする箇所も画面全体の明るさを確保しており、映画の持つ様々な表現に余裕で追従するポテンシャルを持つ。
EH-TW5650は豪華・多機能だ。3LCD方式で0.61型ワイドポリシリコンTFT液晶による解像度1,920×1,080ドットのフルHDのスペックを継承しつつ、ランプ輝度を2,200ルーメンから2,500ルーメンへと更に向上。コントラスト性能も35,000対1から60,000対1へとアップさせた。
リビングシアターで使う際の設置性の良さも“dreamio”の強みで、エントリーながら1.6倍のマニュアルズーム/フォーカスに加え、新たに縦レンズシフト機能も搭載。「EH-TW5350」で搭載された斜め位置から投写できる「ピタッと補正」も健在。設置性なら、安心のエプソンだ。
本体内蔵スピーカーも10Wへと強化され、Bluetoothスピーカー接続も対応。Wi-Fi/Miracastでスマホ連携まで揃う、まさしくオールインワンとも呼ぶべき仕様だ。
●映画『ラ・ラ・ランド』は、リビングでも暗室でも抜群の色彩を表現
実際にBD映画を再生してEH-TW5650をチェックしてみると、画質にも力の入ったエントリーという位置づけがよく分かる。
映像モードの選択肢は「ダイナミック」「ブライトシネマ」「ナチュラル」「シネマ」の4種類。今回はこれらの設定をリビングを想定した明るい部屋、シアタールームを想定した暗室で切り替えながら視聴した。
まずは明るい環境から、映画『ラ・ラ・ランド』のBDで、映像を「ブライトシネマ」の設定で画質をチェックしてみる。フルHDの入門プロジェクターとしては、予想以上にニュートラルな色調と十分な高精細な画質だ。オーディションシーンから始まるチャプター2では、ミアの着ている服と室内のブルーの色調精緻なタッチで描き分けるし、色彩豊かな屋内のダンスシーンを見てもRGBの各色の洋服の質感も感じ取れるほど。
画面に映る夜空では一画面内の黒色の表現力を発揮し、チャプター後半にある赤色の室内のシーンでは濃厚な赤色と共に画面全体の陰影の表現、照明の落ちるシーンの色彩の肌色のバランスも整えつつ描く。チャプター2の最後にある花火の打ち上げは、持ち前の高輝度も発揮と、表情豊かな映画の映像を余すことなく再現してくれた。
他にもチャプター11のライブシーンを見ても、ステージを照らすスポットライトの難しいシーンも、暗部の浮きを抑えつつも、ステージの広がりをコントラスト感で表現。照明がフラッシュする箇所も画面全体の明るさを確保しており、映画の持つ様々な表現に余裕で追従するポテンシャルを持つ。
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