Fliteシリーズ初のネックバンド型

伝統のオーディオ品質に美しい外観&装着性を追求。フィリップスのBluetoothイヤホン「SHB4205」レビュー

鴻池賢三(編集部レポート:川田菜月)

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2018年01月31日
新シリーズ「Flite」のネックバンド型Bluetoothイヤホン「SHB4205」

フィリップスの歴史は、オーディオの歴史と言っても過言でない。ラジオやテープ機器の製品化はもちろん、デジタル時代にはソニーと共同でCDの規格化に携わるなど、名門中の名門である。ヘッドホンブランドとしても一時代を築き上げ、その後も時代と共に変化を続けてきた。

ネックバンド型Bluetoothイヤホン「SHB4205」

そのフィリップスのイヤホン・ヘッドホンにおける新コンセプトが「Flite」(フライト)。伝統あるオーディオ的な品位をベースに、「美しい外観」と「快適な装着感」を追求。他社製品を見渡しても、新規性を感じる提案と言える。

Fliteシリーズは既にイヤホンおよびヘッドホン製品を数モデル投入して人気を博しているが、この秋に新発売するSHB4205は、シリーズ初となるネックバンドタイプのBluetoothモデル(関連ニュース)。ユーザーとして選択肢が増えるのは歓迎で、そのスタイル、装着感、音質は気になるところだ。今回は、SHB4205について、詳しいレビューをお届けする。

SHB4205を装着したところ

上品なカラーを採用、大人女子にもぴったりなデザイン

先ずは外観。オフホワイトの上品な白色と、曲面で構成された流麗なフォルムは、現代的で洗練の美を感じるもの。ネックバンド部とイヤホン本体(ハウジング部)で統一感を保たれているのも、ヨーロッパ発祥で世界的ブランドと思える美点だ。

アクセントカラーとして金色を使っているが、実際には銅色に近く、日本では赤金と呼ばれる色調。ゴージャスな雰囲気を持たせつつも、奇抜さを感じない落ち着いた印象を受ける。上品で柔らかな雰囲気から、ガチガチのエレクトロニクス製品というよりは、ファッションアイテムやコスメティックを連想させられ、概ね大人女子に似合いそうだ。ラインナップとしてはブラック色も用意する。

ブラックとホワイトの2色展開

機能面では、3ボタンによるリモコン操作が可能で、着信時の通話開始、音楽の再生/停止、音量調整、曲のスキップなどが行える。ボタンは内側に配置されていて、外観をシンプルに見せる配慮も嬉しい。それでいて、通話/再生・停止ボタンは指先ではっきり識別できるよう、大きさも形状も工夫されているなど、使い勝手を犠牲にしていないのも好感が持てる。ボタンのクリック感も明瞭かつ心地よく、日常的に利用してもストレスを感じないだろう。

充電用Micro USB端子も操作ボタンと同じバンド部分に装備

3ボタンによるリモコン操作

ほか、電話の着信をネックバンド部の振動で知らせるバイブレーション機能、2時間の充電で160時間の待ち受け/7時間の音楽再生、が可能なロングライフ設計など、スマホと組み合わせて、ヘッドセットとして常用するにも適した機能性を備えている。

軽量で快適な装着感。素直で明瞭なサウンドを再生

実際に装着すると、ネックバンド部を含め、非常に軽量で負担感が皆無なことに気づく。Fliteのコンセプトでもあるが、本機は僅か26gと軽量で、アクセサリーと同様の感覚で身に着けられるだろう。

26gと超軽量で、ネックレスのように手軽に装着できる

イヤホン本体(ハウジング)は、薄型で耳から飛び出さないサイズに収まっている。イヤホンは、製品自体の見た目も重要だが、装着した状態が周囲からどのように見えるかもポイントで、本機はそうした観点も含めてデザインされているのだ。それでいて装着感も極めて良好。カナル型のように、耳穴に深く挿入するタイプではなく、本体内側の形状を工夫することで耳穴をピタッと塞ぎ、ノズルが自然と耳穴に導かれる。着脱の容易さと、装着性や密閉性を兼ね備え、トータルで実に完成度の高い設計と言える。

イヤホン本体部分は薄型で小型、耳への装着感も良好

音質は、商品コンセプトから特段の高音質を狙ったものではなく、コーデックもSBCのみ対応と限定的だが、こもり感や刺さり感といった不快感が無いのは、さすがフィリップスと思えるもの。一般的に女性は高域に敏感で耳障りに感じやすい傾向があると言われていて、そうしたユーザーの利用にも向きそうだ。

電源長押しでBluetoothペアリングモードに

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