【特別企画】本格オーディオブランドならではの音作り

ポータブル+防水、音にもこだわり抜いたJBLのスマートスピーカー「LINK 20/10」レビュー

折原一也

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2017年12月22日
この冬、最も注目を集めている製品の一つが “スマートスピーカー” だ。国内でもGoogle、Amazon、LINEと3陣営から次々に対応製品が登場し、一気に普及し始めている。そんな中、オーディオファンにもなじみ深い本格ブランド、JBLから発売されたのが「JBL LINK 20」「JBL LINK 10」だ。

「JBL LINK 10」(左)と「JBL LINK 20」(右)

なぜ本格オーディオメーカーのJBLがスマートスピーカーなのか、と疑問に思う人もいるかもしれないが、これには理由がある。スマートスピーカーの普及で先行する北米で、最も使われている用途は音楽リスニングだという。つまり定額音楽配信サービスなどを声で聴く、といった使い方が、スマートスピーカーの大本命なのだ。だから音質がたいへん重要になる。

このような背景から、スピーカー開発で多くのノウハウを持つJBLが世に送り出すスマートスピーカーには、否が応でも期待が高まる。前置きはこのくらいとして、さっそくJBL LINK 20(以下、LINK 20)/JBL LINK 10(以下、LINK 10)の2モデルをレビューしていこう。

バッテリー+防水性能で “どこでも” 使える

LINK 20とLINK 10は、ともに「Googleアシスタント」に対応したスマートスピーカーだ。いずれもJBLの人気Bluetoothスピーカーを踏襲した円筒型のデザイン。LINK 20は10Wのデジタルアンプによる50mm径フルレンジスピーカー×2、LINK 10は8Wのデジタルアンプによる45mm径フルレンジスピーカー×2という構成で、サイズの異なる兄弟モデルといった位置づけとなる。

両機は本体にリチウムイオンバッテリーを搭載していることも見逃せないポイント。音楽再生において、LINK 20は連続10時間、LINK 10は連続5時間のバッテリー駆動に対応している。Google Homeなど他社製品はバッテリー駆動に対応していないので、LINK 20とLINK 10は家中どこでも持ち歩いて使える「ポータブル・スマートスピーカー」とでも呼ぶべき存在なのだ。

電源アダプターを接続しなくてもバッテリーで駆動する

実際、LINK 20のサイズは210×93×93mm、質量は950gで「JBL CHARGE3」と同クラス。一方のLINK 10は169×86×86mm、約710gで「JBL FLIP4」と同クラス。同社のポータブルBluetoothスピーカーと同等のサイズで、なおかつスマートスピーカー機能を備えているうのだ。

iPhone 7Plusと並べたところ。気軽にポータブルできるサイズ感となっている

さらに、IPX7の防水性能を備えているのも、「どこでも」使えるポイントだ。キッチンなどで水しぶきが掛かる程度はもちろん、浴室に持ち込んでシャワーの水がを直接かかっても大丈夫な性能となっている。そういったシーンでは手で操作することが難しいことが多いだろうから、スマートスピーカーの音声操作がますます便利に活用できる。

加えて、LINKシリーズはBluetooth接続での音楽再生にも対応しているので、いわゆるポータブルBluetoothスピーカーとして外に持ち出すことも可能だ。一度接続したWi-Fi環境は覚えてくれるので、また家に戻せばスマートスピーカーとして即座に利用できる。インドアだけでなく、アウトドアも合わせて「どこでも」使えるわけだ。

LINK 20とLINK 10のデザイン上でスマートスピーカーらしさを感じさせるのは、本体下部のWi-Fiマークだ。LEDで動作状態がわかる。そして上部には音声に反応する4つのLED(音声反応中は白、ミュート中はオレンジ)が搭載されており、見た目にも分かりやすい。本体裏には電源ボタンとマイクミュートボタンが用意されており、マイクミュートボタンを押すと、ミュートしたことを音声でガイドしてくれる。

正面にある各LEDの点灯からも動作状況を判別可能

スピーカー上面には、音楽再生やボリューム操作、Bluetoothのペアリングなどをダイレクトに操作できるボタンが配置されている。音声操作が特徴のスマートスピーカーだが、確実にコントロールできるボタン操作との両方を上手く活用すると、より使いやすい。

本体の上面に操作用のボタンを装備。音声操作と合わせて使いこなしたい

JBLらしさあふれるサウンド

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