【特別企画】連続企画第2回

OPPO「UDP-205」導入レポ<山之内正編> 全方位リファレンスクオリティ。突き抜けたアナログ出力の音質

山之内 正

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2017年10月11日
OPPO DigitalのUHD BDプレーヤーを実際に導入したオーディオ・ビジュアル評論家が、実際に自宅で本機を使い、そのクオリティーをどのように評価しているのかをレポートする連続企画。第2回目は山之内正氏のレビューをお届けしたい。

マルチch収録のディスク再生を集約するべくUDP-205を導入

UHD BDプレーヤーはすでに持っているので、しばらくは新しいディスクプレーヤーを導入する必要はないと考えていたのだが、実は一つだけ不満があった。それはディスクごとにプレーヤーを使い分けることの不便さだ。少しややこしい話なので具体的に説明しよう。

山之内正氏の自宅試聴ルームに導入された「UDP-205」

筆者は自宅と仕事場の試聴室を使い分けている。前者は映像を含むマルチチャンネル再生、後者はステレオ再生が中心で、それぞれの部屋で複数のディスクプレーヤーを使っている。マルチチャンネルのソースはBD/UHD BDとSACDだが、手持ちのBDプレーヤーとUHD BDプレーヤーはいずれも3種類のディスクを一台で再生することができない。2台のプレーヤーをつないでおき、ディスクによってHDMI入力を切り替えるだけなので接続はシンプルだが、設置スペースはかさむ。

ステレオ再生のシステムはCD/SACDプレーヤーがディスク再生のメインだが、それに加えて映像ディスク視聴用にUHD BDレコーダーも導入している。この2台はどちらもアナログ接続だ。そのほか、両方の部屋にネットワークプレーヤーがあり、ステレオ再生のシステムにはレコードプレーヤーもつないでいるので、2つの部屋を合わせるとソースコンポーネントだけで常時7台がつながっている状態だ。

山之内氏は自宅と仕事場の試聴室を使い分けているが、UDP-205を導入した自宅の試聴室は映像を含むサラウンド再生が中心。フロントスピーカーにはB&W「Signature Diamond」を使用している

この複雑なシステムをなんとかしたい。少なくともBD/UHD BDとSACDを1台のプレーヤーで再生できれば自宅のサラウンドシステムはかなり使いやすくなりそうだし、設置スペースにも余裕が生まれる。そして、ここが肝心なポイントだが、1台にまとめたとしても、クオリティではもちろん妥協したくない。

期待を大きく上回ったUDP-205のパフォーマンス

そんな条件をすべて満たす製品として候補に上がったのがOPPOの「UDP-205」だ。というよりもUDP-205以外の製品はSACDが再生できなかったり、クオリティに不安があるなど、なんらかの短所があり、選択肢に入らないと言った方が正しい。映画と音楽どちらもクオリティにこだわりたいのは筆者だけではないと思うのだが……。いずれにしてもUDP-205の登場によって状況が好転したのは歓迎すべきことだ。

自宅に導入したUDP-205のパフォーマンスは、嬉しいことに私の期待を大きく上回っていた。最初は使い勝手が良くなることを主に期待していたのだが、実際にUHD BDを再生したり、SACDのサラウンド音声を聴いてみると、画質と音質どちらも従来機や姉妹機から着実に進化していることを実感できる。ディスクプレーヤーに限らずソースコンポーネントの性能がシステム全体のパフォーマンスに与える影響は相当に大きい。そのことにあらためて気付かされた。

自宅試聴室のエレクトロニクス群

自宅の映像システムではUDP-205のセパレートHDMI出力からソニーのプロジェクター「VPL-VW1100ES」とAVアンプ「TA-DA5800ES」に映像と音声をそれぞれ送り出している。UHD BDはもちろん4K表示だが、プロジェクターがHDRに対応していないので、UDP-205側でSDRに変換した映像をスクリーンで見ることになる。HDRについては対応テレビをもうすぐ導入する予定なので、それまではしばらくこの状態で楽しむことにしたい。

精緻なディティールと階調表現の両立が映像に自然な奥行きを生み出す

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