人気モデル「HD26」の後継機

オプトマ「HD27」レビュー。ハイエンド機並の色表現力を備えた10万円を切るDLPプロジェクター

大橋伸太郎

前のページ 1 2 3 次のページ

2017年03月30日
■DLPの特徴をフルに活かした低価格なプロジェクターを展開するオプトマ

オプトマはコアトロニックス社を前身に2002年に創立。以来IT用途からホームシアター用まで幅広いレンジのプロジェクターを現在まで製造し、全世界で販売を続けている。オプトマの一貫した特長がDLP方式であることだ。


映画館のデジタルシネマ上映ではほぼ100%、DLPプロジェクター(DMD3板方式)が採用されている。その理由として、DMDデバイスがフルデジタル描画で入力信号への応答性が高く広色域であること。画素密度が高く光利用効率に優れ、さらに画素劣化(焼き付き)等の経年変化が少ないことの2つが挙げられる。

一方ホームユースとして見た場合、透過型液晶(3LCD)や反射型液晶(LCOS)に比べ、DMD単板で構成できるためコンパクト化しやすいという利点がある。こうしたDLPの特長をフルに活かして求めやすい価格の製品を世界のホームシアターファイルに送り出してきたのがオプトマだ。

■人気モデルの画質や機能をさらに強化した新鋭機「HD27」

オプトマにはビジネス用途からホームにまたがる製品、ホーム専用品がラインナップされているが、近年エントリーゾーンで人気を博して来たホームシアター専用機がA4サイズの「HD26」だ。

その後継機となる新鋭機「HD27」が昨年9月のIFA(ベルリンショー)で出品され、画質の向上ぶりが注目を集めたが、今年3月ついに日本で発売された。10万円を切るフルハイビジョン(1,920×1,080)DLP方式の本機は、エントリーゾーン目下最大の注目機といえるだろう。

「HD27」。オプトマ直販サイトをはじめとしたECサイトのみでの限定販売となっている

まず、HD27のプロフィールをざっとさらっておこう。DLPリンクと電波(RF)方式の2種の3Dに対応。セットとしての明るさは最大輝度3,200ルーメン、コントラスト比は25,000対1。

HD27の他にない特長が、Brilliant Color II Technologyだ。Brilliant ColorはDLP1チップカラーホイールにRGBにイエロー、マゼンタ、シアンを加えさらにデジタル信号処理を行うことで中間色の輝度を高め色域を拡張する技術。IIに発展したことでカラーマッチングやRGBゲイン/バイアス、ガンマ調整などのユーザー調整がより精密に行えるように進化。ハイビジョンの色域のBT.709を97%カバーする。

背面端子部。HDMI×2系統のうち1系統はMHL対応で、スマートフォンやタブレットに保存されたデータの投写も可能

エントリー機らしからぬ豊富な画質メニューを搭載

前のページ 1 2 3 次のページ