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<山本敦のAV進化論 第120回>

Amazon FireTV Stickの対抗馬?「AirStick」で新映像配信「TSUTAYA movie」を試す

公開日 2017/01/25 11:19 山本 敦
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本体には、音声入力操作にも対応する専用リモコンが付属する。初めにAirStickとリモコンとのペアリングを済ませると、続いてAndroidスマホかタブレットを所有しているかと訊ねられる。もし手元にAndroid端末があれば、Googleアカウントやホームネットワークの設定情報がそのままAirStickの設定として引き継げる。Google Playミュージックも、契約しているアカウントでログインすればすぐに使えるようになる。

専用リモコンとAirStick

AirStickに付属するリモコン。音声認識検索にも対応する

もちろん、TSUTAYA movieなどプリインアプリを使うだけであれば、Googleアカウントの登録は省略できる。端末は家族で一緒に使っても、Googleアカウントのプライバシーは確保しておきたいものだ。

テレビにAirStickを接続して、リモコンとのペアリングからセットアップを開始する

ネットワーク設定やGoogleアカウントはAndroidスマホからコピーができる

リモコンについては、付属するハードリモコンのほか、Android TVリモコンアプリでAirStickを操作することもできる。両方を併用してみることにした。

リモコン操作はAndroid TVアプリを使ってもOK

AirStickの画面を起動すると、基本的なインターフェースはAndroid TVをベースにしている。ソニーのAndroid搭載テレビやGoogle Nexus Playerを使っている人にはお馴染みの画面だと思う。AirStick本体はOSにAndroid 6.0、チップセットにクアルコムのCPU「Snapdragon 410」とGPU「Adreno A306」を採用している。リモコンの操作に対するレスポンスなどはキビキビとしていて動作も正確だ。

AirStickのホーム画面。Android TVのプラットフォームそのものだ。右上にWi-FiルーターのSSIDとパスワードが表示される。オン・オフはアップデートで対応予定

ホーム画面から、音声検索で「スター・ウォーズ」を入力してみたところ、TSUTAYA movie、YouTube、AWA、Huluのコンテンツがヒットした。ほかのアニメ作品のキーワードなどで検索すると、GYAO!の関連コンテンツも引っかかることがあった。

■約5万本のコンテンツをバランス良く揃える。アダルト系も充実

AirStickの魅力は、映像配信サービス「TSUTAYA movie powerd by U-NEXT」(以下:TSUTAYA movie)が手軽に利用できるところにもある。なお、これまでインターネットにつながる薄型テレビをメインに展開されてきた映像配信サービス「TSUTAYA TV」と、TSUTAYA movieは全く異なるサービスとなる。アカウントの共通利用もできないので注意したい。

TSUTAYA movieのホーム画面。左側にメニューリストが並ぶ

TSUTAYA movieには、約10万本以上の洋画・邦画・ドラマ・アニメなどの多ジャンルにわたるコンテンツが揃う。その内容は、1作品ごとに都度課金制でレンタルして見られる5万本と、月額950円(税抜)で見放題で楽しめる5万本に大別できる。

TSUTAYA movieにスマホアプリからアクセス。メニュー構成などは一緒だ

さらに別立ての「フルプラン」は、これに約6万本のアダルトコンテンツを加えて月額1,950円で男性ユーザー向けに展開されている。こちらのプランには月に2回利用できるレンタルチケットが付いてくる。

「見放題」のラインナップを一望すると、洋画はハリウッドの大作からヨーロッパのマニアックな小品まで、新旧幅広く揃っている印象だ。国内作品は邦画やドラマがけっこう充実しているようだが、大人も楽しめるようなアニメがやや手薄なように見える。

キホンを抑えた使いやすいUI。スマホ連携も便利

TSUTAYA movieのトップページは、左側に各メニューを配置する。お気に入りを付けた作品をマイページに登録したり、レンタル/見放題の作品単位で人気ランキングを調べたり、洋画・邦画/ドラマ/アクション/SF/ラブコメなどカテゴリーごとに登録作品を一望しながら見たい作品が探せる。

次ページ今後のリッチコンテンツへの対応も気になる

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