デザインにも高いクオリティを追求

高い技術力で音質もBT/NC機能も両立する、ゼンハイザー「MOMENTUM Wireless」レビュー

高橋 敦

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2016年10月03日
ゼンハイザー「MOMENTUM(モメンタム)」は、近年の「自然なお洒落さ、そしてオーディオとして真っ当な音質を兼ね備えるヘッドホン」というスタイルを確立させた立役者だ。

シリーズはその後オンイヤー、第二世代とバリエーションを広げ完成度を高め、現時点での最新モデルがBluetoothワイヤレスとノイズキャンセリングに対応した「MOMENTUM Wireless(関連ニュース)」そして「MOMENTUM On-Ear Wireless(関連ニュース)」となる。

左:MOMENTUM Wireless、右:MOMENTUM On-Ear Wireless(画像のアイボリーのほかブラックもラインナップする)

ゼンハイザーにとってワイヤレスとノイズキャンセリングは、特別新しい技術ではない。それらを搭載したモデルはかなり昔からあった。

特にワイヤレスについては1990年代にはすでに赤外線方式で製品化していたし、Bluetoothよりも高音質な「Kleer」方式での展開も進めていたほどだ。

そもそもゼンハイザーはプロオーディオの世界、例えばライブステージやテレビ制作などに向けてはワイヤレス機器も当然手掛けており、基本的な無線通信技術がある。そしてその技術とオーディオクオリティの両立についてはそれこそプロフェッショナルだ。

ゼンハイザーにはこのようなバックボーンがあるので、やろうと思えばもっと早期に、MOMENTUMへワイヤレスとノイズキャンセリングを搭載することはできただろう。

それがこのタイミングとなったのはやはり、シリーズの本質の確立を優先したからだろう。そして第二世代によってそれを達成できたからこそ、それをベースとしたワイヤレス&ノイズキャンセリングモデルを登場させた。

MOMENTUMにふさわしいクオリティのワイヤレスとノイズキャンセリングを搭載するため、その技術的成熟を待ったというのが僕の理解だ。

前置きが長くなったが、今回ピックアップするのはアラウンドイヤータイプ「MOMENTUM Wireless」だ。まずは「MOMENTUM」としてのベーシックな部分を確認しておこう。

アラウンドイヤータイプのMOMENTUM Wireless。シンプルで美しいフォルム

ボタンやマイクなどがイヤーカップ周りに装備される

外観は第二世代のアラウンドイヤー型「MOMENTUM」と大きな相違はない。もちろんボタンやマイクの追加もあるし細かく見れば違うのだが、ベーシックなデザインは第二世代のそれだ。素材や仕上げの見事さによって、シンプルなフォルムの美しさもさらに際立つ。

見た目にも高いクオリティ。BT/NC機能は信頼に足る効果

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