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【特別企画】ノイキャンや装着感などが進化

“全部入りヘッドホン”がさらに強力進化! Parrot「Zik 3」徹底レビュー

公開日 2016/04/07 10:00 山本 敦
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■ノイズキャンセリング機能に「AUTO」設定が加わった

アクティブ・ノイズキャンセリング機能については、Zik 3からオート設定機能が追加された。スマホアプリを立ち上げると、これまで通りにNC効果のオン・オフや強弱の調整が手動で行える。アプリ画面に表示されるオレンジ色の円を小さくするとNC効果のレベルが最大に近づき、輪を外側に広げていくことで「ストリートモード」に切り替わって環境音が取り込めるようになる。

スマホアプリの「Parrot Zik」でノイキャン効果の強弱を調節。オレンジのサークルを外に広げて行くと「ストリートモード」に切り替わる

新しく追加された「AUTO」アイコンをオンにすれば、通勤電車や街中の雑踏、オフィスや自宅の部屋など様々な場所を移動しながらでも、本体内蔵のマイクで拾った周囲のノイズレベルに合わせてNC効果が自動で調節される。

ストリートモードについてもまた同様で、自動調節機能をオンにしておけば、外部の音を最適なバランスで取り込んでくれる。駅構内のアナウンスを聞いたり、買い物の時の店員とちょっとした会話のやり取りが、ヘッドホンを装着したまま行えてしまう。

そもそもZik 3のノイズキャンセリング効果はとてもナチュラルなのが特徴だ。効果の強弱を変えても音質にブレがない。ノイズキャンセルをオフにして、Bluetoothワイヤレス機能だけ使って音楽を聴くこともできるし、同梱されるヘッドホンケーブルにつないでの有線リスニングにも対応する。

側面にはワイヤードリスニング用のイヤホンケーブルを接続する端子とmicroUSB端子を搭載する

飛行機での長旅で使う場合には、ノイズキャンセリング機能だけをオンにし、Bluetooth接続やタッチセンサーリモコンを無効化してバッテリーを長持ちさせる「トラベルモード」も活用できる。設定はスマホアプリから簡単に行える。

2月に海外に出かけた際、エールフランスの機内でZik 3を使ってみた。ノイキャン性能がとても高く、機内ノイズに悩まされることなく映画の音を心地よく聴けた

次ページいよいよZik 3の音質をチェック!

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