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【特別企画】ノイキャンや装着感などが進化

“全部入りヘッドホン”がさらに強力進化! Parrot「Zik 3」徹底レビュー

2016/04/07 山本 敦
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「いいヘッドホン」の条件とは何だろうか? 「機能に寄り添うデザイン」であったり、当然ながら「音質」そのものも非常に大事だ。

フランスのメーカー、パロットの「Zik 3」は「デザイン」「音質」「機能性」、それぞれの完成度を高いレベルで追求したヘッドホンだ。ノイズキャンセリングにBluetooth再生、タッチセンサーリモコン、スマホアプリによるコントロールなど、ユーザーの心を躍らせる先端機能を全部まとめて採り入れた最新モデルの実力を深く知ると、このヘッドホンを毎日身に着けていたくなる理由が明らかになってくる。

「Zik3」。上段が“クロコダイル”(ブラック/ブラウン/エメラルドグリーン/レッド)。下段左から“レザー”(ブラック/キャメル)、“ステッチ”(ブラック/アイボリー)の計8モデルをラインナップする

■イノベーター、パロットならではの遊び心溢れるヘッドホン

国内では2012年に発売された「Zik」シリーズは、当時のオーディオヘッドホンの先端テクノロジーを惜しみなく詰め込み、「ヘッドホンでこんなことができてしまうのか」とユーザーに驚きと発見を与えるようなヘッドホンだった。

2012年に発売された初代「Zik」

最新モデルの「Zik3」

ノイズキャンセリング効果の強弱を調整したり、本体に搭載されたタッチパッドで音楽再生をコントロールしたりと、スマホアプリとの本格的な連携も含め、いま注目を浴びるウェアラブルデバイスの先駆け的な存在としても異彩を放つシリーズだ。

そんなZikシリーズをつくったパロットとは一体どんなメーカーなのか。プロフィールを紐解くと、同社のイノベーションスピリットは、ヘッドホンだけではなく、マルチコプター型ドローン「BEBOP 2」や、今年のCESで発表した全翼機型ドローン「DISCO」のような製品にも広く浸透していることがわかる。設立から20年の歴史の中で、パロットはコアコンピタンスであるDSPや音声認識、センサー技術を活かし、唯一無二の製品を数多く世に送り出してきた。

次ページ多彩な機能がさらに強化され、新機能も追加された「Zik 3」

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