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【特別企画】待望のアップデート対応が実現

fidata「HFAS1」のネットワークトランスポート機能を検証 - 注目USB-DACと組み合わせテスト

公開日 2016/04/06 10:00 土方久明
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■試聴モデル(2):ラックスマン「DA-250」
解像感や定位にも優れ、USB-DACの音色をしっかりと引き出す

ここからはB&Wの804 D3を使用しての試聴だ。まずは、ミドルレンジ価格の人気USB-DAC、ラックスマン「DA-250」と組み合わせてみた。ベストセラーモデル「DA-200」の後継機である本機は、B4ファイルサイズの筐体に、TI社製DAC PCM1795を採用。PCM192kHz/32bit、DSD5.64MHzに対応する。

ラックスマンのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DA-250」(¥170,000/税抜)と組み合わせたところ

女性ジャズボーカルで優秀録音の定番、ダイアナ・クラール『Wallflower』(flac 48kHz/24bit)を聴いたのだが、一聴して解像感の高さが伺え、ボーカルは安定した定位で聴かせてくれる。また、リバーブ成分がスピーカーの左右はもちろん天井方向にまで展開し、音場感も優れている。DA-250の長所である色気のある音色もしっかりと引き出されている印象だ。

先ほど述べたネットワークプレーヤーとしての優れたレスポンスは、本機との組み合わせでも同様で、選曲を行ってから音が出るまでのタイムラグはコンマ何秒というくらい早い(なお、レスポンスはネットワーク環境にも左右される)。しかもKinskyに備わっている再生機能(再生、停止、曲送り、リピート再生、ランダム再生、プレイリストでの曲の入れ替え、個別消去、楽曲検索他)は、全てが使用できた。

■試聴モデル(3):エソテリック「K-03X」
ディスクプレーヤー兼ネットワークプレーヤーとしてK-03Xを活用

続いてエソテリックのSACDプレーヤー「K-03X」に装備されているUSB-DAC入力を利用する形での組み合わせを試した。

最近はディスクプレーヤーにもUSB-DACが備わっているものが増えてきた。これはとても意義のあることで、ディスク再生をメインにオーディオを楽しんでいるユーザーも、別途USB-DACを購入することなくデジタルファイル再生にチェレンジすることができる。

エソテリックのUSB-DAC搭載SACDプレーヤー「K-03X」(¥900,000/税抜)との組み合わせ

しかも本機のように、徹底した物量が投資された機器のDAC部を利用すれば、高精度なD/A変換、そして自身が選んだメーカーの音色でファイル再生を行うことができる。ここにHFAS1を組み合わせれば、さらにストレージとネットワーク再生機能を加えられる。

この組み合わせで、UNAMASレーベル『The Art of Fugue』(flac 192kHz/24bit)を聴いた。日本プロ音楽録音賞優秀賞を受賞するほどの好録音で、自宅試聴室でも来客があるとよく聴かせている音源だが、K-03Xが採用する旭化成のDACチップ「AK4495S」の持ち味である解像感の高さと、密度の高い迫力の再生音を聴かせてくれた。前出の『Wallflower』では、実在感のある等身大のボーカルが眼前に表出する。

なお、HFAS1はこのようにUSB-DACと接続した状態でも、ネットワーク上にある他のNASの音源も再生可能であり、今回は「RockDisk For Audio」から再生を試みたが、安定した再生が可能であった。

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