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オーディオワンショット<第10回>

藤岡誠がいま注目するアナログ関連製品 - 最新「アナデジプレーヤー」やFLUX HIFIの洗浄機など

2016/03/24 藤岡誠
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デジタル系の使い方は、TOSでは最大24bit/192kHzまで選択可能。これによってユーザーは、サンプリング周波数の違いによる聴こえの変化の研究もできる。またUSB端子からは最大16bit/48kHzのデータをPCへ送出することができ、アナログレコードのPCへのハイレゾデータ記録と保存などができる。もちろん、これらは内蔵のフォノEQを通過後に処理したデジタルオーディオデータ(信号)であることはいうまでもない。

とにかく本機TN-570は、純粋アナログ派向きの方向性ではないが、新機能の“アナデジプレーヤー”の典型として注目されたい。今後のゼネラルオーディオにおけるアナログ再生機能の姿かたちを本機に見ることができるし、この意味で本機はかなりのポテンシャルを持っていると感じた。なお、個人的には内蔵フォノEQがMCカートリッジにも対応していたら一層興味深い製品になっただろうと思う。

(藤岡誠)

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