HOME > レビュー > iPhone等でどこでもテレビ視聴 − 進化したSlingbox「M1」を使ってみた

<山本敦のAV進化論 第49回>

iPhone等でどこでもテレビ視聴 − 進化したSlingbox「M1」を使ってみた

2015/04/08 山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アプリによるセットアップの手順に入る前に、Slingbox本体とHDMIコンバーターの設置について簡単に触れておこう。ちなみに本体の寸法や重さについては「M1」と「350」でほとんど変わらず、M1は見た目のデザインが少しスッキリとした印象だ。

HDMIコンバーターの付属品一式。USB給電が可能

HDMIコンバーターの役割についておさらいしておくと、Slingboxの本体にはHDMIが搭載されていないので、レコーダーから出力されたHDMI映像をコンポーネント映像信号に変換し、Slingboxに送り込むためにこの四角いボックスが必要になる。Slingbox 350のときに導入されたものだ。米国で販売されているSlingboxの別製品にはHDMIを搭載しているものもあったりするので、この辺は各地域ごとの事情を推して量るべしといったところだろうか。

なお「M1」も「350」と同様、国内で取り扱うフロンティアファクトリーより、単体販売とともにHDMIコンバーターをセットにしたパッケージ版の両方が発売される。

SlingboxとHDMIコンバーターは、それぞれの機器間をパッケージに同梱されているコンポーネントビデオ、RCA音声ケーブルで接続する。コンバーターへの電源供給はUSB接続。

本体の付属品一式。電源は専用アダプターで給電する

互いを結線したところ

HDMIコンバーターは、本体の両側面にHDMI入出力を1基ずつ備え、BDレコーダーからテレビにはSlingboxを介してHDMIスルー出力もできる。

HDMIコンバーターの背面端子

両側面にHDMI端子を搭載する

Slingboxの基本的な仕組みは、プレーヤーアプリで入力されたコマンド信号をSlingbox本体が受けて、赤外線のリモコン信号に変換してBDレコーダーに飛ばすというものだ。従って、BDレコーダー本体のリモコン信号受光部、またはSlingbox本体前面の送信部が何かに遮られていると操作ができなくなってしまうので、機器を設置するときには注意したい。万一うまくレイアウトできない場合は送信部のエクステンションコードが本体に付属してくるのでこれを使うとよい。

稼働時はHDMIコンバーターのインジケーターがブルーに光る

レコーダーのIR受光部にエクステンダーも併用しつつSlingboxのIR信号が届くようにセットする

次ページアプリによるセットアップ手順

前へ 1 2 3 4 5 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE