モデル選びから耳型採取、完成まで一挙レポート

初めてのカスタムIEM(イヤモニ)製作記。Ultimate Earsの銘機「UE Reference Monitor」を作った

編集部:杉浦 みな子

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2015年03月24日

■インプレッション(耳型採取)、初体験!

改めて、カスタムIEM制作の第一段階は「インプレッション=自分の耳型の採取」だ。自分の耳型を用意しないことにはカスタムIEMは作れない。なお既述の通り、最近ではカスタムIEM本体の購入とインプレッションを同一店舗内で行える場所もある。まさにこういった流れにも、ヘッドホン/イヤホン業界の盛り上がりが表れていると実感する。

東京・外苑前の「東京ヒアリングケアセンター」(東京都港区北青山2-9-5 三輪ビル1F TEL:03-3423-4133)

ちなみに私がやってきた東京・外苑前の「東京ヒアリングケアセンター」は、インプレッションに熟知した専門家がいらっしゃるところで、信頼性が高く、安心してお任せできる。フジヤエービックの推奨店にもなっているところだ。

実際に体験してみると、インプレッションはトータルほんの30分ほどで終わった。まず、耳型を採取して下さる担当の方が、私の耳穴を拡大鏡のようなもので見る。そこで特に注意事項に該当しなければ、すぐにインプレッションが開始される。なお、この時点でその注意事項に該当した場合は、耳型を採取してもらえない。東京ヒアリングケアセンターでは、事前に耳鼻咽喉科での耳の診察を推奨している(インプレッションは自分で採取せず、専門家への依頼が必要だ)。なお、耳垢については自分で掃除をしない方が良いらしい。耳を傷つけた状態で来店される方が多く、東京ヒアリングケアセンターではお薦めしていないとのこと。

耳穴を拡大鏡のようなもので見られます

ちなみに、長い髪の毛は「結んで下さい」と言われます。ロングヘアーの方は髪をまとめられるものを持参するとよし

さて、耳穴に無事にOKが出ると、担当の方はさっそくインプレッション準備を開始。ものすごい紫色をしたグネグネの物体をこねはじめた。ほんとにアレを耳に入れるのかしらと若干ビビっていたら、白い発砲スチロールでできた1cm四方のブロックを渡されて、「インプレッション中はこれを口で噛んでて下さい」とのこと。何かというと、耳穴の形状というのは口の動きと連動して変化するので、カスタムIEMをピッタリに作りすぎると口が開けられない状態になる恐れがある。そこで、このブロックを噛んで口を少し開いた状態でインプレッションを行うらしい。

私がブロックを噛んでスタンバイすると、担当の方はさっきのグネグネを注射器のようなものに詰め、そのまま私の耳にモシュッと注入。右耳が完全に塞がれ、体内で血液の流れる音がドー、と聴こえてきた。

注入されたグネグネが耳中で固まるまでの所要時間は5〜6分ほど。固まった耳型は、担当の方が指で引っ張ると、モフッ…と優しい感触で耳から抜けた。これを右耳と左耳で交互にやるので、普通なら両方あわせて15分くらいで終わる。私の場合は耳穴が小さいこともあって念のため左右2回ずつやったのだが、それでも30分かからなかった。インプレッションはとっても優しい感触の中で行われる出来事で全く怖いことはないので、初めてでも安心してほしい。

こちらが自分の耳型。サイズは小さめだとか

■フェイスプレートやケーブルの色を選んで注文

さて、あとはこの耳型を先ほどのe☆イヤホンに持っていけばOK! 話は前後するが、e☆イヤホンカスタムIEM専門店では耳型の持ち込みも受け付けているのだ。続いて、ケーブルの色やフェイスプレートの色を選ぶのだが、この作業もカスタムIEM作りの楽しいところ。私はお店にある見本を実際に自分の耳にはめて、確認しながら色を選ばせてもらった。

フェイスプレートの色を選びます。多分これ一番楽しい

こういう色とりどりのプレート見本があります


見本を使って、実際に耳にはめながら色を選びました。女性はやっぱ楽しいんじゃないでしょうかこういうの
最後は、UERMの注文用紙に必要事項を記入して耳型と一緒に渡して完了。最初から最後までスイスイ手軽に終わってしまったという印象である。

待つこと3週間。遂にできあがった「UE Reference Monitor」

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