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<山本敦のAV進化論 第31回>

オーディオとウェアラブルの“おいしい関係”? − サムスン「Gear S」「Gear Circle」レビュー

公開日 2014/11/12 16:00 山本 敦
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これは本機に限らずAndroid Wearのスマートウォッチも課題とされているところであり、2015年の早い時期に発売が予定されているApple Watchも毎日充電が必要になるという噂がある。これが本当かどうかはわからないが、1〜2日というレベルでは、充電を忘れたまま着けて外出し、バッテリーが切れて大慌てということになりかねない。

さらにGear Sの場合、充電用のアタッチメントが必要になるため、外出時の充電にも対応できるよう、ケーブルとこのアタッチメントを一緒に持ち歩く必要がある。毎日使う「時計」としての役割を考えた場合、もう少しバッテリーの保ちが伸びるか、あるいは充電が簡単にできるようになってほしいところだ。

もう一つ付け加えると、Gearシリーズにアプリをインストールする際に、GALAXYでインストールしてからGearに転送しなければならないのが残念だ。Samsung GALAXY Appsのマーケットアプリが他社のスマホでも利用できるようになれば、スタンドアローンで使えるGear Sの魅力がさらに輝きを増すと思うのだが……。

■ウェアラブル的な使い心地を極めたイヤホン「Gear Circle」

「Gear Circle」はネックレススタイルで身に着けられるBluetoothワイヤレス・イヤホンだ。そもそも身に着けて音楽を聴くためのものであるイヤホンを“ウェアラブル”と呼ぶのもおかしな気がするが、音楽を聴かない時も常時身に着けられて、使いたいときにはすぐにアクティベートできる“ウェアラブル的なスタイル”を提案しているところが新しい。KDDIのau +1 collectionで購入ができるほか、今後はGALAXY SHOPでの取り扱いも開始を予定している。

Gear SとGear Circleの組み合わせで試聴

音楽を聴いていないときはネックレスのようにして身に着けておける

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