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<山本敦のAV進化論>第23回

【レビュー】スマホ連携の音楽機能が大充実!スマートウォッチ“G-SHOCK”「GBA-400」を試す

2014/09/03 山本 敦
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見つかった楽曲は「ヒストリー」の履歴にアーカイブされていくので、過去の検索履歴を辿ることもできる。時計側のディスプレイに表示されるのは曲名までで、文字も17文字までのアルファベットと数字・記号、5文字までのカタカナに制限されている。


時計の側にもヒットしたタイトル名が表示されている。なお、時計のディスプレイに表示できない文字が曲名に含まれている場合、または複数の曲名とイッチした場合は「*CHECK App」が表示され、アプリの画面で確認することを促してくる。曲名がヒットしなかった場合には「*FAILED」が表示される
街中でもドトールコーヒーの店内BGMで検索機能をチェックしてみたところ、ここでもかなり高い精度で良好な検索結果が表示された。周囲がある程度会話などでざわついていても、元音源のボリュームがある程度確保されていれば検索のレスポンスや精度に大きな影響が無かった。


多少店内がざわついていてもBGMの内容を正確に検索してくれる
音楽検索アプリ「Shazam」と精度を比べてみたが、店内BGMでの対決は互いに譲ることなく正確な楽曲情報を検出。両者の差は「G'MIX App」が“鼻歌”でも検索ができるという点に表れた。


ドトールコーヒーにて同じ音楽検索アプリ「Shazam」と対決

Shazamとは互角の勝負を展開。こちらも楽曲購入の導線が設けられている

■UIも好感触な“音楽系スマートウォッチ”

ほかにも、音ものとして3つめの機能になる「サウンダー」では、本体に内蔵されているサウンドを時計のボタン操作でスマホから鳴らすことができる。

また、音もの以外にもワールドタイムの都市設定、アラーム時刻やタイマーの設定など、日常生活に役立つ時計の各種設定がスマホから行える。アプリ上で行った設定変更はBluetooth経由で時計に送信され、素速く反映される。Bluetooth接続を活かしたスマホ探索機能は、時計のボタン操作でスマホの音を出して、目の前に見当たらず行方不明になっているスマホの在処を探索するのに便利だ。

音楽系の連携機能が本機にとって最大の見どころではあるものの、シンプルでレスポンスの良いユーザーインターフェースを搭載している点などトータルでバランスの良い完成度を実現した製品だと実感した。定価が税抜で23,000円と、G-SHOCKシリーズの中ではスタンダードクラスの位置付けながら満足度の高い“音楽系スマートウォッチ”だと言えそうだ。

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