一貫したブランド哲学の背景を探る

ウィーンアコースティクス本社を訪問 ー 25年ものあいだ“本物”であり続ける理由とは?

山之内 正

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2014年09月01日

パーツや部品を厳格に検証。特性測定と試聴を繰り返す

第二の理由は、製品の具体的な製法と品質管理にある。特に品質管理のシステムはとても合理的で、スピーカーの基本性能を一定の範囲内に保ち、同じ品質の製品を市場に届けることに大きく寄与している。

同社のCEOであり氏の妹のMaria Gansterer氏

技術の責任者であるPeter Molnar氏

具体的な流れはこうだ。まず、ガンシュテラーが徹底的に追い込んで完成させたリファレンスモデルを基準とし、そこに使われているドライバーユニットやネットワーク部品など各種パーツの基準を定める。そして、リファレンスパーツと比較しながら、実際の生産に使う個々の部品の性能を検証し、厳格な基準に適合したものだけを使って組み立てる。ドライバーユニットやネットワークの部品はある程度の偏差が避けられないのだが、その偏差を最小に抑える対策が徹底しているのだ。

生産部門のヘッドを務めるFerdinand Steiger氏は設立当時からの25年来のメンバーのひとり

クオリティコントロールを統括するAxel Steigberger氏も創業当時からのメンバー

ガンシュテラーが実際に再現してくれた測定の様子

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